有機農業

有機宅配セットの生きる道

fe48cc97.今日の出荷 とうとう人参が終了 春先からずっと途切れずに出荷してきて ようやく終わった よくもってくれた いわゆる春人参 春先の一本目と 最後のこの暑い時期が難しいそれ以外は 発芽と除草ができれば なんとかなる 毎年作るほどにこうして自信に繋がる
 
朝 野菜を収穫していると 山の方から ぎゃーぎゃー という猿の鳴き声がする ここのところ猿の活動が激しい 近くの山際の畑の人が たぶん頭にきて 朝っぱらから ばんばん爆竹を鳴らして 威嚇している 出荷小屋から 数十メートルの近くまで 猿がやってきている はー 怖い怖い 戦って勝てるかな? 自信ない

さて いまやネットで検索すれば 有機野菜というのはいつでも手に入る 全農産物の数パーセントにも満たない量しか生産されていないのだけど そこは日本の消費者 安全でおいしいものには 糸目をつけない方も多い で 僕のような 個人でほそぼそとやっている 零細有機農家も そうしたたくさんの大手宅配業者と同じ土俵で競争にさらされる こうして ホームページでお試しセットの注文も定期的にあるけど 昔より 定期便に繋がるお客様は少なくなっている ある意味大手と同じやり方でやっていれば 勝てるわけもない
 
宅配セットを始めるときに 実はいくつかの大手宅配をとってみた で送られてきたものを見て うん なんとかなるかな と思った それはただ野菜たちが ごろごろと入っているだけで 何も感じなかったからだ たぶんどこかの集配センターみたいなところで パートのおばちゃんたちが レシピ見ながら箱に野菜を詰めているのが 想像できた なので 僕はできるだけ お客さんに対しては プレゼントのようなイメージで お野菜を送ろうと思うことにした なので 正直に気持が伝わるのが一番と考えて送るのを心がけてきた
 もちろん お野菜も1つの商品 その値段と比較して割りにあわなければ 即座に切られるのは当然のこと その量 品質も重要だ でも お客さんが箱を開けたときに (わー)という感動らしきものがないと おもしろくない できるだけ そうしたものをイメージして送るように心がけてきた (別の意味で穴だらけのキャベツでびっくりした方も多いと思う) 僕はもともと お店でお客さん商売をしていた なので それはどうしても 譲れない線なのです そうした気持をつなげていくことが 百姓として 生き残る1つの道だと思っている それもあと残り 1ヶ月 人に贈り物をあげる喜びで日々の生活を支えてきただけに それをやめた生活はイメージできない 早く 次の場所見つけたいなー と芯から思うのです

今日の写真 ずっと昔にとった 夕焼けシリーズ

2 thoughts on “有機宅配セットの生きる道

  1. 僕は贅沢にも1週間に3回も
    「わ~っ!!!」を体感させていただいております。
    本当にどうもありがとうございます。
    人参も終了ですか。。
    現実にその日が近づいてくる寂しさを紛らわすものは
    無いのです・・・。

  2. もう 週3回もお取りいただいて本当にいつもありがとうございます 速いものですね あともう残り一ヶ月となってしまいました・・・うう 残念です 残りがんばります 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA