有機農業

有機農業の仲間

bb35bc58.今日は朝から雨 ハウスを除いて今日記を書いている ここのところ寒さがぶり返してきている 雨予報が出たので昨日は一日かけて里芋を植える 当然だけどこのあたりはじゃがいも 里芋 そしてさつまいもの大産地 一件の農家で1町とかざら その規模になれば手でいちいち植えている人なんて誰もいない 機械乗って 2反1時間というペースで植えていく(ありえねー) で 当 百姓農園ではどうかといえば 手で植える(泣)しかもトラクターが壊れているのでみぞきりも ひらぐわという道具でみぞを切ってひとつひとつ里芋を置いていく 一日やったところでしれている 何百メートルもくわでもってやっているとたぶん 地元の人は(ありゃなんだ 頭おかしいんじゃねーか?)と噂必死 (頭おかしいのは認めるが仕方ないのです)

 さて 今日の写真 これは上海マフィアの有機農産物の裏取引現場です 中央に写っているのが泣く子も黙る首領です 一見柔和そうですが言葉の端々に危険な香りがこちらにも伝わってきそうです これを写した撮影者は次の日 畑にトラクターで鋤きこまれたようですはい!もちろん嘘です ごめんなさい 当人たちより奥方に申し訳ないです 深く陳謝します 
 気を取り直して 実は一昨日茨城の有機農家の仲間のところに行きました 種まき機械の使い方の指導とあとは畑の見学も兼ねて・・本当は遊び
真ん中の方は某一流企業を辞めて有機農業に飛び込み 僕の倍のお客様を抱える凄腕の方
右が僕の研修時代の後輩 すでに専業有機農家として立派に成功している 今年の正月にオーストラリアで挙式も済まし幸せ一杯(これを当日初めて聞いて怒りに震える オーストラリア?有機農家なら畑でやれ畑で!) 左が若い新規就農して3年の若者 昨年畑探しでお世話になりました と昨年以来の再会となり 畑をみせてもらったりしながらいろんな話に花が咲く 

畑は良かった 真ん中のHMさんのを見せていただいたのだけど 随所にいろんな工夫をされていて 大変勉強になる みんな最新の栽培技術なり試行錯誤しながらいろんなことにチャレンジしている 素晴らしい そして有機の畑というのは 見ていてほっとする 気持ちが入っているのが手にとるようにわかるし 本当の畑の姿という感じがする やっぱりこれだよ!と 意を改めることができる そんな農業の話もしながら (とりあえず尿素を撒いておくね)といいながら畑に放尿する姿は眉をひそめることもあるが・・・・
 
家にまで上げていただいてお茶しながら さらに盛り上がる そこで認証の話が出る HMさんは認証の検査委員もやられていて 詳細を伺う 畑や作業場で蚊取り線香を腰にぶら下げているだけでだめとか 箱つめするときに慣行農法の大根と触れただけで有機とは認められない とか 矛盾に満ちた話のオンパレード すでに認証問題というのは 僕らのような命をかけてまじめに野菜作りをしている者にとっては怒りを通りこして 滑稽ですらある
(実際みんな笑い転げる)

誰がなんのためにやるのか?という芯の議論がまったくなされなくて 慣行農法と無農薬のすり合わせとか たぶん農薬メーカーの立場とかを配慮することを念頭おいているから 最終的にわけのわからないものになり下がっている 僕ら現場でやっている者にとってわけわからないものが 一般消費者にわかるわけがない それが今の認証というものです

みんな がんばっている でもどれだけやっても儲かりはしない みんなそれはわかっている 結論が話の終わりごろに出る それは 『有機農家はばかである』 みんな笑いながら深く各自自覚したようだ(でもみんな一番は自分じゃないと思っている?)
 

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