コラム・百姓から見た世のつれづれ

2007年 わが国 最大の懸案

bc19001e.突然ですが 2007年のわが国における最大の懸案とは何か?と問われ なんとお答えになるでしょうか? もちろん相変わらずの農業離れには歯止めがかかっていないのも問題だし 先日の参議院惨敗による 安部首相の今後の政局運営も懸念が広がる気配ではある さらに 矢沢永吉氏はいつまでマイクスタンドを振り回すことができるのか?はたまた ブレイク中の小島なんとかという芸人はハードゲイのように一発屋で終わるのか(そんなの関係ねーか?) 幾多の問題が山積ではあるが 私が思うに 『なぜ日本には決定力のあるストライカーがいないのか?』をあえて 押したい 

昨年惨敗した ワールドカップを振り返ればわかるように サッカー大国と呼ばれる国には 必ず強い ストライカー いわゆるフォワードがいる 日本にはかつてオリンピックで銅メダルを取った 釜本以来 ストライカーというのは存在しない 中田ひでや 俊輔のような パサー(パスを出す人)はいるが 相手守備や味方のボールまで食らいつき もろともゴールに叩き込むほどの迫力ある ストライカーはいない なぜ この日本にはそうした特性のある傑出したストライカーが育たないのか? これこそが現在のわが国の最大の懸案事項ではないのか?と思う

考察するに 各国リーグで活躍する世界的なストライカーの特長は 人と迎合せず 一匹狼 協調性はなく 敵も味方も関係なく ゴールを狙うことしか頭にない 理論ではなく動物的勘でポジションを取り 試合時間90分のうち ほぼ守備は何もせず 2~3分の仕事でけりをつける 試合が終われば 繁華街に繰り出し夜毎のパーティ三昧で監督やGMに怒られても 翌日のゴールで周囲は沈黙せざるをえない こうした人間は おそらく日本の一般的な スポーツをする土壌では育ちにくいだろう むしろ 昔でいう暴走族に入るような人間 学校からはみ出し 社会からはみ出し どこにも行く場がないようなところで育った環境にいるような人間こそ ストライカーの素質があるのかもしれない ブラジルの最下層社会から這い上がった世界的選手は多いが ギャングになるかサッカーやるか しか選択肢がないとよくいわれるゆえんである 

そして そうしたはみ出し者を日本中からかき集めて ストライカー養成所というのを立ち上げ 徹底した英才教育を施し その中で生き残った者を 日本代表に送り込む というのはどうだろうか? さすれば ゴール前で先輩に気を使って ボールをプレゼントするようなていたらくなフォワードはいなくなるだろう それぐらいしないと次のワールド予選すら危ういと思うのは私だけではないだろう 

この農繁期に農業のことを1つも書かない この百姓日記 まさにはみ出し者とは私のこと ああ幼少期にJリーグがあれば 迷うことなくサッカー選手を目指したろう そして この破綻した性格も ストライカーとしてであれば 成功したやもしれんが いかんせん 地道な農業ではなあ・・・今日の写真 ようやく少し採れ始めた きゅうり

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