コラム・百姓から見た世のつれづれ

クリエイター

727c59c2.今日の写真 こうして写真にしてみるときれいだね これは京野菜でみぶな 今がんがん出荷中の葉物です 葉物がうまい秋の時期になりました 戸外の寒さが夜 なにかあったかいものを食べたくなる季節ですな 今日の作業はひたすら にんじんの間引きに追われる 草を取り 鶏糞を追肥して 間引き 土を動かすとごろごろよとうむしが丸まって出てくる うらー と奇声を発しながら 殺戮を行う 俺は立場上よとうむしとは共生関係は築けない 

今日のねた バージングループという航空会社やらレコード会社やらの会長をしている リチャード・ブランソンという人物をご存知だろうか? この人気球に乗って世界を旅したりして 僕も少しは知識はあった 歯医者の待合室でとある雑誌の彼のインタビューが乗っていた(なぜ歯医者では普段見たこともないような高級な雑誌が置いてあるの?嫌味?)
 彼曰く・・・ 自分の会社では今日 レコード会社の事務をしていても 本人が何か企画なりアイデアなどがあれば 明日にでも 航空会社のある部門に移ることは可能だ 従業員25000人が 常にそうしたクリエイティブに仕事を行うように努めている そして私は 自分のことをビジネスマンと思ったことは一度もなく クリエイターだと思っている だからこそ 誰もやらない航空会社を作った もし最初からビジネスマンのように利益を中心に考えていたら 参入することはなかっただろう ・・・・・ 直接見たことはもちろんないけど 世界の大手の会社を率いる人が言うにはおもしろい発言だと思う こうしたことを日本の一部上場の会長が言えるだろうか?

おそらくはみんなが思っていることだと思うけど なぜ 日本のビジネス社会は利益・利潤の追求ばかりを追い求めるのだろう ビジネスの世界において 利益というのは本来 ある一面でしかないと思う 企業というものの存在意義は本来 いかにして社会貢献を果たせるのか?が出発点だったのではないだろうか? 自分の人生があり 自分が生きていく上でいかにして自分をいかせる仕事を見つけて 幸せを見出していくのか? そこには当然人の不幸の上には成り立たないはずだ
 仕事の喜びというのは もっとたくさんの要素があると思うけど なぜか報酬の多さや マネーだけが強調され あげくの果てには たくさんのお金を持つことが幸せ という本末転倒な発想が出てくる なぜ黒字にせねばいけないのかは 黒字にしないと永続的にその仕事ができないからである それは 企業であれ 農園であれ 政府であれ 家庭の主婦であれ NPOであれ 環境団体でも 宗教法人でも同じこと 黒字にすることは必要だが それが第一義になってしまえば 方向性を間違う 

生きるということ 働くということ クリエイティブであること これはすべて一直線上のラインに乗っている どこかで分断することなんてできない 日々をそのように 創造的に生き切ることの先に 循環する利益が待ち受けているのだと思う でもリチャード・ブランソン 会ってみたいな

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