野菜あれこれ

春大根の種 倉本氏の26年

5c41ff46.bmp今日の写真 これは春大根の種 日中気温が上がらない中 今晩は雪が降るとのことなので あわてて 種まきをする 寒くて手がかじかむ 夕方に 野菜の収穫に追われてコンテナもって 畑を走り回る もう 野菜が少なくなってきた 
 トンネル栽培の 葉物が若干の出荷となる さあ 今日から2月 夏野菜の種まきシーズンが始まる 雪舞う季節に 夏の種まき 毎年恒例のことだ

 今日の朝日新聞 脚本家 倉本聡氏 が26年間取り組んできた 北海道の富良野塾を今春 閉鎖するそうな 理由はいくつか述べていたけど そのひとつに(現代の若者への失望)があると本人はコメントしている 無反応 感受性の劣化 その原因を作る 親の教育の問題 などなど そして パソコンや携帯を捨てて 野に出ろ!と あるがままの自然に触れることで 人間にとって 本当に必要なことを教えてくれると説く

まったくもって 大正解なのは みんなそう思っていると思うけど ただ 今の状況は あまりにも 社会と自然(生態系)との距離が広すぎる 一般の人はどう思うか知らないけど 僕のような 有機農業者でも 生態系と自分の営農行為とは かなり距離があるのを知っている 牧歌的な農業という世界はもうどこにも存在しない あるのは ロマン溢れる 家庭菜園の世界だ 今の僕らの高度な現代社会の成り立ちそのものが 自然を否定したところに軸がある限り 自分の影を追いかけるように 永遠に掴み取ることはできない気がする 北の国からで そうた兄ちゃん(岩城こういち)が (有機農業なんてのはな!絵空事なんだよ!)と 叫ぶシーンを見て さすが倉本氏はよくわかっているな と感心したことがある  演劇と自然とを融合して新たなユートピアを目指した 彼自身 そのインタビューから伺えるのは 無力感だ 26年間思った手ごたえはなかったと 本人は言っているけど この言葉を 若者はどう捉えるのか・・・富良野を閉鎖したその後どんなドラマを書くのだろう 真正面に農業を捉えた ドラマを書いて欲しい 日本の田舎で起きていること その真実を・・・

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