今日のねた 『悪とは何か？』 以前アイススケートの若い大学生の有名選手がゲンちゃりバイクで飲酒運転したところを警察に捕まり 泣きながら謝罪会見なるものをやっていた もちろんいけないことだし 怒られて当然だけど そんなにむちゃくちゃ悪いこと ではないと僕は思う 結果的に誰も肉体的に損なったわけでもなく 本人も怪我をしたわけでもない 早めに捕まってよかったと思う いいお灸になったぐらいで ああしてマスコミの前でつるし上げる必要があるほどだとは思わない 翻って 社会保険庁の年金問題である とうとう職員による着服が発覚 全国に飛び火して いまだ氷山の一角の様相 たんなる仕事をさぼっていて年金の受給をミスしただけでも 本来大変なことなのに ましてやねこばばしていて それがどれぐらいあるのかすらわからないこの状況 これを 悪 といわずして何を悪というのか？ そして この件で 誰も泣きながら謝罪せず 誰も今のところ刑務所にも行かず 誰も責任を取っていない もし 僕が選択できるならば
今足首を捻挫するのか それとも ３０年にわたりちゃんと年金が受給ができるのか を選べと言われたら 迷わず 足首を差し出す 捻挫は痛いけどいつかは治る 年金は人生をかけた問題で事の本質のレベルが違う この年金問題というのは そうした庶民の本当の生活に根ざした深刻な問題だということを 政府も マスコミも本当に理解しているとはとうてい 思えない（だからこそ若いスポーツ選手を批判しても着服した職員の自宅になぜ行ってインタビューしないのか？）
悪のレベル ①～⑩ まであるとしたら どのレベルの悪なのか？そうした基軸をしっかりともつ必要がある 人の将来を奪う行為と 法律違反のたちしょんべん どのレベルの悪なのか？それはマスコミが決めることでも 裁判所が決めることでもない 我々庶民の感覚で決めることです
元公務員、しかも元・市の年金窓口職員であった私からしてみれば、こんなことは異常。そして現役公務員にはまったくの大迷惑だとも思う。真面目にやってる公務員が窓口で矢面に立たねばならぬ。過去のことと言わずに、本人に窓口に立ってもらいたい。そもそもその昔、公務員は公僕と言われており、今はその言葉は過去のものとされているが、ともすれば現実は逆かもしれない。財政破綻、不祥事等、過去の負の産物を背負わされる身にもなって欲しい。