バイオダイナミック農法(ビオディナミ)

 バイオダイナミック農法(ビオディナミ)は、”宇宙の力”を作物の栽培に活かしていく、シュタイナーが提唱した農法です。

 バイオダイナミック農法の根底には、すべての生命は、地球上だけで完結しているのではなく、地球を含む宇宙の営みからも影響を受け、調和しながら生きているという考えがあります。そのため、種まきや苗の植え付け、堆肥作りや収穫などの農作業は、月や星々の運行からタイミングをはかり行います。
百姓農園の取り組み
種まきや植え付けのタイミング
 百姓農園では、天体の運行と作物の育成の関係が書かれた「種まきカレンダー」に従い、種まきや、植え付けなどを行っています。
畑の土の作り
 畑の土の状態は、土を食べ、舌で確認して、最適な状態に保つようにしています。バイオダイナミック農法では、農薬や化学肥料を一切使用しません。

 自然界にあるものを用い、特別に調合した調合剤を使用し、土の中の生態系を豊かに育てます。すると土の中の生き物が、自らの力で土を浄化していきます。そのため、百姓農園の土は、臭みやべとつきがなく、安心して口にすることができます。

 肥料には、有機野菜セットと共に送られてくる卵の生産者、隣村の佐藤さんからいただく鶏糞を使います。にわとりさんの餌には、発酵菌を用い、草を中心に与え、水は地下水を与えています。餌に遺伝子組み替えの飼料や着色料は一切含まれておりません。
調合剤作り
 写真の手の平に乗っている黒いモノが、調合剤の元です。牛の角に牛糞をつめて、冬の間大地に寝かせて春にほりあげます。そして、この調合剤の元と水をバケツに入れ、1時間ひたすら、手で攪拌します。右回し20秒、左回20秒、それを永遠に繰り返し、1時間たてば完成!完成した液体を畑全体に、ほうきでしずくを垂らし、散布していきます。これを春と秋の2回行います。
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旬を逃がさない
 毎日、畑に通い、作物の状態を確認し、一番美味しいタイミングを見計らい、野菜を出荷しています。

調剤作りと散布の映像

調剤作り

調剤散布