4名のお客様に3つの質問のご回答いただきました。
和食料理店 「にっぽん料理 nonona」 マスター 男性
Q. どれぐらいの頻度で、何年ぐらいとっていますか?
A. 週2回です。ちょうど4年くらいになると思います。小さいお店ですが品数、量は満足です。
Q. 旬の有機野菜を取っていてよかったことは?
A. 職業柄知っているつもりだったことが有機野菜を実際使ってみると季節感や味についてあらたな発見ばかりです。
生活のリズムがいいほうではないのですが毎食食べているおかげで自分が思う以上に体の調子がいいと思います。
商売柄強力な武器であることには間違いありません。
Q. その他 一般の方に何か参考になる お伝えしたいことはありますか?
A. 我が家でもそうなのですが、小さい子供がいる家庭でしたら、このようなセットは、お勧めしたいです。野菜そのものがいいのはもちろんですが、料理を作る人にとってもメニューを考えることや素材を知ることなど、勉強になると思います。
昨今、食についてあれやこれやと言われていますが、このようなものが日常であればあれやこれやと言う必要もなく、より多くのプラスの事に目を向けられると思います。
Iご夫妻
Q. どれぐらいの頻度でどれぐらいの期間お野菜とっていますか?
A. 月に2回。七沢農園時代、たぶん2004年からではないかと思います。
Q. 旬の有機野菜セットをとっていてよかったと思うことは?
A. 野菜の味に力を感じる。その力を、直にいただいている気がします。それ自体が旨いので、濃い味付けが必要ないのも嬉しいです。例えば青菜や花菜なら、シンプルに蒸すだけが一番おいしいとさえ思う。弓木野さんの野菜があれば、手抜きをしても手を抜いた気がしないのも、非常にありがたいところです。つくりての顔が見える、声が聞こえる野菜。だから、よけいに無駄にはすまいと、こちらも真剣に食べるようになりました。
Q. その他 一般の方に何か参考になる お伝えしたいことは何かありますか?
A. 段ボールの中身は、その季節の畑のリアル。
「生でサラダがおすすめ」とコメントのついた大量の青菜を取り出しながら、「弓木野さん、夫婦二人でそれは無理です…」と、独り言を返してみることも。なんにせよ新鮮なうちに、おいしく食べきることが、こちらの責任と考えておりますので、けっこう毎回真剣勝負です。でも、それが楽しくもあるのです。
こびりついた土も、中にもぐり込んだ虫も、おいしさと安心の証。
旬に関係なくスーパーに並ぶ、まるで工業製品みたいにキレイに揃った野菜は、やはり不自然だと思います。
Uさん 女性
Q. 頻度/年数
A. 月2回。七沢農園時代に2年半+百姓農園に移って1年=3年半
Q. 旬の野菜セットを取っていて良かったこと
A. 1つ目は、その野菜の“旬の季節”を知ることができるようになったこと!
恥ずかしながら、弓木野さんの宅配をとるまで、イマイチその野菜の“時期”が分かっていませんでした・・・。その野菜の本当の“旬”がわかるようになってからは、レストランやスーパーでもなるべく旬でない食材は選ばなくなりました。旬が分かるということは、逆に言えば、不自然で、安全でない食材を選別できるようになるということです。
2つ目は、食卓メニューの変化!
弓木野さんの宅配を取るまでは、まずは“自分の食べたいメニュー”ありきでした。以前は「今夜は何食べるかなぁ?自分は何を食べたいのかな?」と献立雑誌をペラペラめくって、ピンときたメニューを選び、そのメニューに必要な食材をスーパーで買ってきていました。しかし、弓木野さんの宅配を取るようになってからは、“届いた野菜から、どんなメニューが作れるか”という、真逆の思考、発想の大転換が必要になりました。例えば夏は茄子、冬は大根が毎回大量に届きます。そのため、料理方法を工夫しないと、飽きてしまったり食材が無駄になってしまいます。そこで、必然的に自分なりに献立を研究したり、新しいメニューに挑戦したりすることが増え、結果的に自身の献立のレパートリーが豊かになりました。
3つ目は、“美味しい”という本来の味覚を取り戻せたこと!
これは当たり前のようでいて、実は意外と一番根深い問題だと思います。正直言って、最初私は「この野菜は美味しい」という意味さえ分かりませんでした。例えば一番最初は、弓木野さんのお野菜が、それまで自分が口にしてきた農薬・化学肥料・ビニールハウス育ちのスーパーの野菜と比較して格段に違う、特別美味しいとは分からなかったように思います。しかし、1年ほど弓木野さんのお野菜を食べ続けているうちに、たまに野菜をスーパーやレストランで食べると、「不味い」と感じるようになってきました。
そして決定的だったのは、2006年に七沢農園が閉鎖されたため、しばらくそのへんのスーパーでお野菜を買っていて、2007年から再度百姓農園のお野菜を食べ始めた時・・・。
改めて、「美味しい」「味がスーパーのと全然違う」と認識しました。私たちは、生まれてからずっと農薬・化学肥料のお野菜を食べ続けて育ってきているので、それが“基準”“普通”になってしまってるんですね。味覚がそもそも狂ってる、麻痺してるから、本当の美味しさが分からないんだと思います。しかし、本当に美味しいもの・・・自然で正しいもの・・・を摂っていけば、身体はちゃんと本来の感覚を取り戻すことができるんですね。
Q. その他一般の方に伝えたいこと/参考になること
A. 弓木野さんのお野菜は、大地の会などの大手有機野菜宅配とは違い、“濃い”です・・・いろんな意味で!
弓木野さんのお野菜は、雨に濡れて泥にまみれて虫食いで、段ボールの中からは蜘蛛や芋虫、時には蛾なども出てきます・・・。つまり、“チョーリアル”で、“超本気”!
たぶん、「オホホホホ・・・これからは地球に優しく自然を大切にしなければなりませんわ♪」などと、スーパーの代わりに有機宅配ってな軽いノリでお野菜をとるとヤケドするかもしれません・・・。
つまり、自然で安全な新鮮食材を、美しくオシャレに、自分の手は一切汚さずにいただきたい・・・という自分勝手なワガママは通らないんです。「これが現実」という、生々しいメッセージが熱く、強く、厳しく、段ボールいっぱいに詰められて届けられます。野菜から虫が出てくるたび、私は「この虫が嫌か?それなら農薬と化学肥料まみれの野菜がいいか?」と毎回神様に自分の姿勢を問われているような気がします(笑)。
Yご夫妻
Q. どれぐらいの頻度でどれぐらいの期間お野菜とっていますか?
A. 月に二回、かれこれ2年以上になると思います。
伊勢原の頃からですから、もうそんなになるんですね。
Q. 旬の有機野菜セットをとっていてよかったと思うことは?
A. まず、その時々の旬を感じられることですね。しかも美味しく、また健康にも良いという。
Q. その他 一般の方に何か参考になる お伝えしたいことは何かありますか?
A. 完全無農薬で野菜を栽培するのは相当に大変なことです。その手間を考慮すれば相当にリーズナブルな金額だと思います。(相場に左右されないので、むしろ安く感じる時も多々)
これはあくまで個人的意見ですが、しっかりした食材を自分で調理すれば良い健康状態を保つことが可能かと。
医食同源の見地からも、やはり食の重要性を実感しますね♪また「食の安全」というテーマになると長くなりそうなのでこのへんで(笑)