ネイティブ・アメリカン

2007年 最後のスウェット・ロッジ

c124fc77.さて 今日はまだ薄暗い闇の中を 軽トラを走らせ 一路山梨へ向かう よく考えたらレインボーブリッジを渡るのは引越し以来 ああ もうこっち(成田)に住んでいるんだな と感慨深い 神奈川と何度も農園移転のことで往復したのは 何年も前のように思えるが まだ一年に満たない

てことで 一年ぶりのスウェット・ロッジ 野菜調達の任務があるので 時間に遅れるわけにはいかず アクセルは全開(遅れた場合会場入り口でむち打ちの刑が待つ・・何のペナルティー?)
 そして最寄のインターを降りて 会場まであと数キロというとことで 軽トラの様子がおかしい なんと 水温計が振り切っている すぐにエンジンを止める 頭が真っ白になるが冷静に判断して おそらくらじえたー 水が漏れているわけじゃないけど エンジンを動かすと焦げ付くので この時点でアウト 仕方なく保険屋に連絡して遠く離れたこの地で修理に出し 自分は代車に乗り換える 今年はトラクターのらじえたーも壊れたし 2007年は らじえたーの年なのか?

てことで 今日の写真 この薪を燃やした中に 僕がその昔静岡の富士山の石をひとつひとつ集めたものを 積み上げて 時間をかけて何千度という温度にまで こんがり焼き上げる

今年最後のスウェットということで 僕のこの日記をご覧になった沖縄の方から 大阪 京都などなど全国から集まる 僕も一年の締めくくりということで いろんな意味を込めて参加する 一年振りの伝統儀式は かなりきつかった 汗もいっぱいかく 涙もちょちょぎれる 自分の一番深いところまで降りていって 魂をまさぐる 農業のこと 親のこと いろんなことを自分の意識の表に出してみて 本当の気持を見る 人の為に祈る というのは 並大抵のことではない いくらでも落とし穴はある 善意 正義 平和 誰もが正しいという標語の元に あらゆる大義名分で人は戦争を行ってきた それゆえに 正しさというのは とても注意深くなければ いつ足元をすくわれてもおかしくはない

儀式は 点 そして日常は 線 どちらも相互にあって初めてその意味合いを持つ 儀式だけでも人は浮世離れするし 日常だけでは 自分の位置が見えなくなる 
 でも 集まってくる人はみなさん良い人ばかり 単純にそんな良い人ばかりに囲まれているだけで 気持はうれしくなる 持って行った野菜もおいしいと言われ 幸せだった
帰路はいつもそうなのだけど 浦島太郎みたいな感じで 黄泉の国からこの世に帰っていく感じに近い 流れている時間もおそらく違うのだろう 明日からまた同じように 畑の日々が待つ

3 thoughts on “2007年 最後のスウェット・ロッジ

  1. 本日はお世話になりました 沖縄の者です。
    初めて儀式に参加させていただきましたが
    [儀式は点 日常は線]と云う言葉 本当にそう思いました
    こちらで教えて頂けてスウェットに入る事が出来て これから日常の中でも少しずつ
    力や矢印になっていくように感じています
    どうもありがとうございました!
    感謝しています

  2. ひえ~水温上がりましたか!
    水が減ってなければ、サーモスタットという部品の故障です。水温が上がると、蓋が開いて、水を多く流すようになっているのですが、、、またご不明な点があれば連絡くださいまし♪

  3. はじめましてネジと申します。去年、友人からスウェット・ロッジの話や誘いをもらっていたのですが、その都度予定を頭に入れていましたが、結局タイミングが合わず、体験することが出来ませんでした。その時、自分は棟梁に就き、自分と棟梁と2人で古い家を壊したり治したり日々を送っていました。その後、今現在は塗装の方へ行き、内装から外装まで、お父さんと呼ばせていただいている先輩と仲間と日々現場をやらせていただいております。今年の2月。旧正月や大切な行事が色々とあることですし、現場の仲間や後輩を連れて、去年叶わなかったスウェット・ロッジを体感してみたいと思いご連絡差し上げた次第です。2月中ではスウェット・ロッジを行うことはありますか?。日にちが分かれば、予定を組んで是非にと思っております。農業の方もなさっている方のようなので、日々忙しいこととは想いますが、ご連絡いただけたらありがたいです。宜しくお願い致します。

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