新規就農

我が農園の最初のゴール

092d221d.さて 今日は天気予報が当たらない 白菜を植えようとしていたのだけど 雨が落ちてくる 恨めしげに空を見上げても ことは解決しない いよいよ雨足が強くなるので 仕方なく ハウスに避難して 育苗の種を播く それでも 雨がやまないので 古民家に行き あさっての出荷準備で ダンボールの箱作りやら もう 最後になる じゃがいもの袋つめなどをしていて ようやく 雨がやんできたので 夕方近くに 白菜を植える 結局 真っ暗になるまで 白菜を植えていた 今日も目一杯働いた

 雑誌に掲載されたこともあり お野菜の注文も増えてきたのは まことにありがたい 毎月 最高売り上げを更新中だ 
ただ そういうのはある意味 一過性のもので 僕のような お野菜セットの宅配というものは 年間を通じての勝負 そして 一番ありがたいのは お野菜を取っていただいている お客様からの 口コミや紹介で 繋がっていくことだ これも 最近 よくご紹介いただき 1件ずつ 増えていく これは本当に本当に ありがたいことだ イベントなどに参加しても 強く思うこと 僕は不特定多数の 見も知らない人のために 野菜を作ろうとは思わない
先の 表参道でのこと 白菜を手にとった 瀟洒なご婦人 僕の白菜が一個 400円 と聞いて (へや?) と小さく叫んで 白菜を放り投げた 高いと嘆く気持はわかるけど 投げるなよ そそくさに立ち去る ご婦人めがけ 腰に差したトカレフに手を伸ばし 引き金に手をかけ・・・(あ 違った) 心の中で (あんたには けっして俺の野菜は売らない) と誓う

 今日のように 暗くなるまでがんばって 白菜を植えられる その力の源は 年間を通して 待ってくれている お客様のためだ 最初から お金目当てなんかでやっているわけじゃないからこそ 何のために どのように やるのか?という モチベーションがすべてだ その意味で 僕の最初のゴールは そんなには 遠くない 僕が一人で お届けできる世帯数 というのは たぶん あと 2~3年で限界に達するだろう それが達成した暁には 本当の意味での 僕の農園経営の 収穫作業が始まる なんとか 早く そこにたどり着きたい 農業を楽しむ なんてことが できるのは その先の先の話になるかな 今はまだ サバイバル真っ最中だ 明日もまた 畑に命を賭けるんだ (今日の写真 発芽してきた 夏の野菜の苗 これは ピーマン君)

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