『旬の有機野菜セット』

5月第3週 『旬の有機野菜セット』~端境期脱出偏~サービスの本質

3f8105ab.5月第3週 『旬の有機野菜セット』~端境期脱出偏~ブロッコリーもできたよ

春大根 春白菜 みさきキャベツ 葉つきニンジン えんどう ブロッコリー ちんげんさい みぶ菜 春菊 

さて 今週はブロッコリーも出来て(今日の写真) その隣で作ってる茎ブロッコリーも出荷できる状態になり 葉物もたくさんできてきて いよいよ端境期を脱出となったようだ ただ 大根 白菜ともに とうたちがたくさん出てきて うーむ それはそれで困ったもんだ 大根はあまりに小さいものは 2本とか入れています それに比べ えんどう君が大爆発 1時間収穫しても 取りきれない たぶん こんなにえんどう食べたことない ってぐらい 入ってますが なんにでも合う素材なので どうぞ 楽しんでくださいませ 僕は卵やきの中に入れて 食べてます 

 今日のテーマ (サービスの本質) 毎週コンビにで立ち読みする 週間漫画 信長・秀吉時代の 古田織部を主人公とする わび・さび を武将たちが追求する様を 時代と共に描いた 今一番気に入っている漫画がある その中で 千利休 が秀吉の命ににより 切腹させられるのだけど 介錯をおおせつかったのが 古田織部 茶の師匠である利休の首を刎ねることになったのだが その刑場に向う際 利休が茶人とも思えぬ 暴れ放題 狼藉を働き 押さえつけられながらの入場となった そして二人きりになり 最後に首を刎ねた後 なぜ 普段温厚な利休が最後に暴れたのか 死を前に恐れたのか? など考えていたときに ふと 残された我々に 最後まで罪悪感を残さぬよう 傍若無人の振る舞いをわざと演じていたのだと わかったときに 死の最後の一瞬まで人をもてなしていた利休 にいいようもない 尊敬の念を抱く という場面があった 

近くのコンビに わりとよく行くのだけど このあたりはなんせ 若者がいない コンビにバイトといえば 茶髪の兄ちゃんが働いているのが定番だけど ここ田舎では 主婦がメイン その店の主婦軍団はやたら元気で  店に入った途端に ようこそいらっしゃいませー!!! と張り裂けんばかりの 挨拶に始まり レジでは もう上を下へおかんばかりの対応で アイスクリーム一個買うだけなのに まるでVIP待遇のようだ 冗談で(左の膝が痛いんですけど・・)とか 言おうものなら (はいー!!! 直ぐにお揉みしますー!!!)と叫んで スタッフ全員で 押さえつけられて 膝を揉まれそうな勢いだ なので いつも僕は 伏目がちで 疲れた体を引きずって じっとその 厚いサービスとやらを 耐えている 

サービスの本質は もてなす ということだと思うけど それは サービスをする側と される側との信頼関係が基本となるのだと思う つまり どちらか一方だけが 関係性を求めていても いいものは生まれない サービスをする側が押し付けになってしまうことを 常に注意深く見ていくことは大事だけど 同様に サービスを受ける側にも (かたじけない)という 思いをもっていなくては 相互の交流は起こりにくい ふんぞりかえって どこかにあらがないかを探しているような状態では 必ずいつか自分自身が損をすることを 予想しているようなものだ 利休が極めようとした 極意 にまで行かないとしても 自然と相手に ふんわりと包むかのように 優しく周囲にサービスできる人間になれればな と思う(でも たまに頭に来て 自分を優先してしまうことがほとんどだけどね) 

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