田舎暮らし

白菜縛り 来年テーマは 引きこもり

17920545.今日は 恒例土曜日 新規就農希望者 二人がやってくる こうしたこれから農業を・・・と思っている人には もっと困難な天気がいいのだけど どうしたわけか ぽかぽか陽気 畑には さんさんと降り注ぐ日光が・・・うーむ 楽しく農作業してしまうじゃないか・・

 朝一番で 鶏糞を取りにいってからは ひたすら 白菜の紐縛り(今日の写真) これから寒くなるので 外葉をまとめて 縛って保温に努めるため 一個一個すべて手作業で白菜をを縛る 紐を口にくわえ 白菜の葉っぱを片手でたぐりよせ 押さえて すぐに縛っていく根気のいる作業 時間もたっぷりかかる 3人で黙々と行うが 口数も減り 腰も痛くなり 飽きてくるので 一生懸命 やっている二人の背後に忍び寄り そっと背後から体を縛ってあげようかと思うがやめる(園主自ら作業の邪魔してどうする?)

さて 明後日 おそらく今年最後の上京でイベントに参加 シュタイナーのイベントにて バイオダイナミック農法の話を中心に農業の話をすることになっている 今年はいろんなイベントに出て いろんな機会でお話をすることが多かった 昨年末には 来年は 打って出る と宣言して いろんな形で外に出る機会を増やした一年だった もちろん とても勉強になった一年だったけど いろいろとわかったこともあり 反省も多かった まずひとつには 外に出るということで 顧客獲得の意味も含め宣伝効果を狙ったわけだけど 結果からいえば 効果はほとんどない ということがわかった 僕の場合不特定多数の人に売るわけではないので 一人一人の人としっかりとした出会いがないと 野菜は売れない その意味で イベントでは どうしてもそのあたりがなおざりになってしまう 結果 僕自身は楽しく過ごせたかな との思いは残っても 数字には反映されない ということが多かった 

 そして もう1つは 農業の現状 今の日本が抱えている 農業の問題 について 現場で何が起きていて どこに問題があるのか? を 一人の生産者である 百姓が直接話す機会は 消費者にとっても 有益だ と思って 積極的にそうした話をした一年でもあった ただ そうした話は 結論からいえば 楽しくはないし 耳触りのいいことはほとんどない 現状は 大変厳しく それは 数字に表せば惨憺たるものがあり 真実を知れば知るほど
無力感が漂うことは 間違いない でも そこから始めなければ レジャー感覚でもって 農業が直面している問題が解決できるわけもなく 困難な道のりを乗り越えねば 明日は見えはしない でも普段 現場にいる僕からすれば 距離が遠かったな  やはり いつも会場から帰るときは とても むなしくただ単に 今日来た人に不快な思いをさせてしまっただけなんだろうな と その葛藤に随分悩んだ一年でもあった ま そうしたことで 一年自分なりに取り組んできて 今後は方針転換 来年は 引きこもり の一年にしようと思います この成田の地に 足場を固めて どこにも行かずに じっくりと畑と向き合いたいと思います 

2 thoughts on “白菜縛り 来年テーマは 引きこもり

  1. 本日、東中野のトークセッションで拝聴したものです。とても、気持ちが良いお話とエネルギーに、感謝を致します。援農は、将来農家になる人が対象ですか?お話をもっと聞いてみたい心持です。ありがとうございました。いただいた大根。大切にいただきます!感謝をこめて

  2. >母袋様
     いえ こちらこそつたない話を聞いてくださり ありがとうございました いえ 援農は特に限定しているわけではございません ブログなどで 募集したりしますので 気軽におこしください お試しセットもお申し込みいただきまして ありがとうございます どうぞ よろしくお願いいたします 

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