新規就農

農業の形と地域 板外れ???

d093fab2.JPG都会ー郊外ー田舎ー過疎ー限界集落  という5段階が日本の社会にはある 都会にはたぶん 細かい階層があるのだろうけど それは都会の人にお任せする 日本の田舎 というのは 郊外=限界集落までの 4段階がある そして 農業の現場というのは 田舎と過疎 が中心で 郊外にある農地は コンビニや宅地に変わっていくので安定した生産はできない 千葉でいえば 船橋・柏・市川市 などだ 限界集落は 文字通り農業をする以前の問題であって 今の日本には消滅する可能性のある 村は数百ある これに関しては 農業の世界でできることは何もないだろう

 となれば 農業の可能性を発揮できる場所は田舎ー過疎 だ ここ成田はまだ 田舎で留まっている だけど すぐ近くのところから 過疎が待ち受ける ご存じのように 耕作放棄地はうなぎのぼり やる気のある 新規就農者や 資金のある企業農業は 今 ここらあたりに集中してやれば まだまだ 可能性がある 農業の現場は 田舎ー過疎 で 販売の中心は 都会ー郊外 になる 今 いろんな形で 直売所やら マルシェと称して 田舎の生産者が販売の軸をより 街中へと移行している 以前知り合った千葉・柏の後継ぎ就農者がこう言っていた (実家の農業を継ごうと本気で思ったのは○○さん(僕のこと)が 柏で農地を持っていること自体勝者だ と言ってくれたからです)と 彼は就農してすぐに生産に回らず 駅前に直売所を作った そう 田舎で農産物を作って都会で売る これが 今の日本の農業の実態であり 今後もっとこの流れは加速していくだろう なので 我が農園は 農産物販売を軸に 都会の人を畑に呼び込むことで 事業がなり立つ形を やっていきたいと思う 

なので いつも思うのだけど 地産地消 とか 自給自足 といったスローガンはよく環境系の雑誌やイベントで耳にするけど まったくもって 実態に則していないだけでなく この農業の現実すらわかっていない人が唱えている気がする もちろん 先のスローガンはいいことだとは思うし そうなればいいなと思います だけど 今現実の田舎で 農産物を実際に作って販売している 百姓が まったくリアリティを感じない スローガンに 何の意味がある? 93年にJリーグが発足して あれから20年近く 今や一般の人でも オフサイドは知っているだろう 農業というものが ブームとなり 今後30年ぐらいしたら 不耕期栽培 の意味を一般の人が知っているだろうか? 

 今日の写真 つい先日購入したトラクターの耕運部分の板が外れたあ!どうなってるんだ! と 暴れ回りました・・・どうなることやら・・・今日の出荷の様子を動画アップしました よければ見てやってくだせーお代官様・・・

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