『旬の有機野菜セット』

4月第2週 「旬の有機野菜セット」~春大根初出荷編~

0ed52b9c.JPG4月第2週 「旬の有機野菜セット」

じゃがいも(アンデス) 春大根 ごぼう 葉玉ねぎ ほうれんそう サニーレタス
かき菜 白菜のとう立ち菜 小松菜

さて いよいよ今週から 春大根が出荷となる トンネル栽培1本目 数が少ないけど 2本目が待っているのでなんとかなるか 相変わらず葉物中心のお野菜セットだけど 今週から サニーレタス も出てきた そして ちんげんさいも入ってきそう 今日は気温が上昇 春の匂いが漂っていた でもまだ霜が降りそうで怖い きゅうりを路地に植えるタイミングをはかっているところ また 全滅したら 目も当てられん

 いわゆる 規格外野菜 というものがこのところ注目されているようだ で 今までは捨てられていたものが 多少なりとも値段がついて 売れるのだから 生産者も助かるし 消費者が安い値段で買えるから ばんばんざい という話・・・か? 本当にそうなのか?
 生産者の立場からいえば 畑に S・M・L というものはありません 畑で育つ農産物には 最初から規格というものは 存在しません 工場などで 最初から規格の違う部品を作るには 最初からそのラインは違うレーンで作られるはずですが 農産物というものは 正規のものも 規格外も 一緒に育てられ 同じ手間をかけ 収穫してみて初めて その結果がわかるものです なので 僕が一番恐れるのは もし 流通業者が その規格外が出てくるプロセスをよくよく 見てみたら (なんだ 結局正規も規格外も 一緒の手間もコストもかかっているじゃないか そうしたら 規格外の価格でいいんじゃない? だって 一緒のところで育っているじゃん) と なるのでは? ということだ 
 有機野菜の価格というのはこの10年で 何割下がったろうか? これはつまり 有機野菜の価格が 通常の農薬を使った野菜にすり寄った結果だ 
 結局のところ 安き ところが基準となり そこにあわせられてしまう 

こうしたことは ある程度仕方のないことだろうとは 思う 結局 自分で作ったものは 自分の信じる価格で直接売っていくしかない それが売れずに やっていけないとしたら それがその農家の実力ということで リングから降りるしかない でも いつの日か 農産物の世界から 規格というものをなくしたい 農家=消費者が 直接手を取り合って 農家がやっていける価格で すべての農産物が取引される状況にならないかな 畑のことなど 何も知らない 流通業者が我がもの顔をしているこの世界から 脱却したい と 思っている農家はたくさんいると思うのだけどな・・・(あ 身分を超えた口はばったい意見でした お願いだから打ち首にしないで・・・)
 今日の写真 甘党の僕が寒いときに はまっている しるこ・・・ああひと時のやすらぎ

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