７月第４週「旬の有機野菜セット」～インゲン・とうもろこし受難編

じゃがいも（とうや）　そうめんかぼちゃ　キャベツ　茄子（千両・賀茂なす・大長なす）
きゅうり　（インゲンまたは３尺ささげ）　とうもろこし　つるむらさき　えんさい
ミニトマト（おまけ）

　さて　前回の出荷のときには　インゲンが爆発していて　取りきれない状態だったのだけど　あれからわずか　３日　状況は一変して　壊滅状態に　犯人はカメムシ君　さやを集団で攻撃して　どうにも出荷できない　なので予定していた　インゲンをあきらめて　隣の出来始めた　３尺ささげを急きょ出荷に回す　うう・・そして　その同じ畑にある　とうもろこし　まだ　これからの出荷でもって　１０００本はあるかな　と余裕を持っていたのだけど　熟してきて出荷まじかになった時に　やられました　犯人ははくびしん　うう　ばきばきに倒されてしまった　隣の畑のおじさんが　やってきて（俺んちもやられただあー　次はあんたのとこだったかあー　ぐわはっはｈっはー）と　豪快にお笑になって去って行った　
　しばらく出荷予定でしたが　あと何回出せるか・・・うう

さて　今日はもう暑すぎる　朝方と夕方ぐらいしかほっとできる時間帯はない　恐ろしいのは　１１時～２時の直射日光は　まじで命の危険がある　できるだけ日差しを避けながらの仕事をする　倒れたらしゃれにならない　頭坊主だから　帽子被っててもひりひりするぜ

世界の村上といえば　春樹と隆　だそうだ　春樹は知っているけど　村上隆はよくは知らない　芸術家で　彼のフィギュアが１億の値がついたとか　ヴィトンのバックのデザインとかした有名な方らしい　で　彼の書いた本の抜粋をネットで見かけて　農業ととても似ていたのでおもしろい　
　（日本の芸術大学は生計を立てる方法は教えてくれない　その理由は　勤め人の美術大学教授が　生活の心配のない学生にものを教える構造のため　そのため　金銭を調達する作品を純粋に販売して生業とする　芸術家は尊敬されない）

なるほど・・・これ　芸術を農業と置き換えてもまったく同じ　日本にいくつ農業大学あるか知らないけど　農業で食べていく方法は誰も教えてくれないし　自分で作って販売した経験ある人はいないわけで・・・　農業関係のシンポジュウムなど　パネリストを見ると　現場の農業者は少ない　自分で作って販売している　農家　が尊敬されず　その意見も黙殺されてきたのが　日本の農業　
　（芸術はマネーとの関係なくしては一瞬たりとも生きながらえない　なぜならば芸術は人の業の最深部であり　核心であるから　マネーこそがへばりつく最後の業　この業を克服していく方法こそが　真の練り上げられるべき　芸術の本体）　とのこと　まさしく　農業という　農　のロマンの克服　そこにこそ　農業の未来がある　今日の写真　夕焼けの中　人参に水やり