『旬の有機野菜セット』

7月最終週 「旬の有機野菜セット」~トマト満載編~星野道夫の世界

38359e74.jpg7月最終週 「旬の有機野菜セット」~トマト満載編~

じゃがいも(とうや) そうめんかぼちゃ または バターナッツ キャベツ 茄子(千両・賀茂なす・大長なす・緑・白・カプリスから3~4品目) ピーマン トマト(大玉・ミニ・グリーンゼブラ) きゅうり えんさい モロヘイヤ 

 さて 7月も最後の週 ようやく猛暑から例年通りの暑さへと移行したみたい 身体も慣れたのか さほどしんどくない 先週は急激な暑さで熱中症が多発したようだけど ほんと 外にいるときは 気をつけなくては・・・てことで トマトが好調 大玉・ミニ・グリーンゼブラ3種類が一気に入る よかった ナスも同じく 定番の3種類に加えて 緑・白・カプリスなどができてきたので それも少し入れる きゅうりももう 山盛りできてきて 全部は取りきれない うう 茄子ときゅうりは 全部で4コンテナほど捨てる この時期はもう取れすぎて 直売所に出しても 2足3文だし売れないしで 仕方なく廃棄の運命となった(泣く)

 さて 来る8月は 帰省される方も多くそれにプラスして 宅配の中止がこのところ相次いで連絡をいただく 8月の予定表を出してみると 惨憺たる状況が判明する ずっと少しずつ売上げを伸ばしてきたのだけど この8月はかなりの減収・減益 秋・冬の作付で 種代やら資材代で お金がひらひら飛んでいくこの時期に はっきりいって痛い 有機野菜の宅配って もう売れないのかな・・ ちょっと自信をなくし気味だ 平飼いの有精卵6個ついて 2800円(送料込み)って 高いのか? たいして利益はないのだけどね 今年に入り 昨年はイベントとか出まくったので 控えて畑に集中したわけだけど 後半は イベントに積極的に出ていかねばならんかな このままだと 将来が見えてこない・・・

 アラスカに魅了された冒険家 星野道夫「旅をする木」 自然の中で人が生きる ということほど 今の日本から遠いことはないだろう 僕のような百姓でも 一般の人から見れば たしかに 自然の中で仕事をしているのは間違いないけど 星野氏のアラスカへの思い入れに比べれば なにほどのものでもないことがわかる その中の1節 アンデス山脈の調査で 地元のシェルパを雇って 山深く入っていくときに 予定を急ぐと シェルパたちが急に動かなくなった 困った調査隊は給料を上げるから早く出発してくれと頼むと 思わぬ返事が返ってきたそうな・・・(私たちはここまで早く歩きすぎてしまい 心を置き去りにして来てしまった 心がこの場所に追いつくまで 私たちはしばらくここで待っているのです)・・・どうでしょう? なんて素敵な言葉だろうか 昔 サンダンスを踊りに行ったアメリカで こんなような言葉をたくさん聞いた気がするのを思い出した

 でもどうだろう? 実際の生活は 売上げに汲々として 実際に自分のしていることは 野菜が育つ補助的役割をしているにすぎないのに 計画どうりいかないと腹を立てる自分がいる この3次元の世界は 矛盾に満ちている 上と下 右と左 陰と陽 そして 理想と現実 さらには 心と売上げ 地平線の向こうはるか遠くに見えるある一点は 空と大地が繋がっているように見える だけど その一点を目指して 近づけば近づくほど その一点は 遠のいていく 百姓 をしていれば すべてを超越して生きることができるかもしれない なんて 昔は思ったこともある だけど それは無理だぜsweet-heart//// 今日の写真 暑い畑で山海塾がごとく踊ろうかと思ったわけではなくて 海のかいがらを畑に撒いて土作りミネラルの補給ね

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