台風が　北陸を通過した昨日　こちら成田では待望の雨が降った　といっても　あれだけ大地は乾いていたので　たいした湿り気が残ったわけではなくて　今日の昼過ぎにはもう乾いてしまった　ただ　この待望の時を逃したら　次はいつかわからないので　さっそく　種まきやら　白菜・キャベツの植え付けに追われる　

　世間はお盆　田舎で怖いのが　お盆てことで　お店が閉まること　種屋・ガソリンスタンド　近くの農家専門店などなど　行ってみると　休みというパターン　うう・・
古民家へ行くたんぼ道　他府県ナンバーとすれ違う　田舎を出て行った若者が帰ってきているのか・・・　たしかに　もし僕がこの場所に生まれて育ったら　外に出ていくのは間違いないだろう　農業をやらなかったとして　この田舎で何をするのか？　その答えを見つけるのは簡単じゃない　田舎暮らしにあこがれる人は多いけど　基本　何もないその退屈さに向き合えるかどうかが分かれ目だ

　１３　１４　１５　と作家　倉本　聰氏の芝居が都内で行われている　明日テレビでもやるようだけど　富良野塾を閉鎖しての久々の芝居　朝日新聞に広告が載っていた　
（戦後６５年で日本人が失ってしまったもの）がテーマ　１０代の若者の何人かに一人は　第２次大戦で戦った国を知らないらしい・・・（お前が聞いてるラップ発祥の国だよ）
　そうした状況を作ったのは　僕を含む　我々大人の責任だ　戦後これだけの経済発展を遂げたのは　何を隠そう　田舎を犠牲にしたからだ　田舎の労働力やあと継ぎを　都会へとやり　その結果　田舎は疲弊した　何かを得て何かを失った　当然の帰結で　もう後戻りはできないだろう　でも２４時間いつでも　どこでも欲しいものを手に入れることができる暮らしぶり　その恩恵を受けて　僕はお客様に　収穫して翌日にはお野菜をお届けできる　便利さと引き換えにしたものは　どこで　チャラにしてくれるだろうか

　８月に入り　忙しさが拍車をかけて　今日は久々のダウン　白菜植え終わった夕方　動けなくなり　家に帰った　うう　明日からまた暑くなるようだな　今が踏ん張り時・・今日の写真　もとに戻ったマルチ敷き