イベント

稲刈り オーガニックイベント ポタジエ柿沢さん来訪

今日も成田は雨が降らない もう どれだけ待っても雨は降らない そう 過去は帰ってはこない 8月中には雨が降らないと覚悟して 畑をやることにする(しかしなぜが頬を伝うものが・・・) 人参が壊滅的なので 間に合うかわからないが 播きなおすことにする そして今年は 里芋がだめだ 冬場にあの美味しい里芋がないとは・・・

 8月も終盤 こちら成田ではもう稲刈りが始まった 早生の品種だと思うけど 毎年 早いなあと思う 稲穂がきれいに垂れさがって 風でそよぐ様は この猛暑を和らげる いつ見ても いい風景だと思う 大型コンバインを乗せたトラックが農道を走る様は さながら 新打ちの登場といった雰囲気だ でも 今年もまた 耕作放棄地が増えた 毎年増えていくこの流れは止まらない

動画にもアップしたけど 今年初めてのイベントに出店した 環境に優しいと自負する住宅メーカーさんが主催でオーガニックにこだわった農産物を集めたかったようで こちら成田に就農するきっかけを作ってくれた 風楽の川端さんが声を掛けてくれた こうしたイベントに出店する意義というのは 農家それぞれ考え方など違うと思うけど 僕のような個人の農家さんの場合 その日の売上げというものは さしたる問題ではない それよりも 直接 一般の消費者の方との出会いや 反応 そして 同業者の雰囲気や 農産物などを見たりして 勉強をするということが中心になる でも 実は 外に口実作って出る一番の 遊び の要素も捨てがたいんですね ま おもしろかったのは 相方を連れて行ったのだけど 同じ出店者から (お父さんと今日は来たのね)と 言われたらしく返答に困ったとのこと(俺はいったいいくつに見られてんだ?)
そして 今回 新規就農したばかりの人が 何組かいて 直接お話しできたことが有意義だった  団体でやっている大きなグループの研修生とかもいて お話した 思うのは 20代 30代で農業に新規参入することに 僕らの時代以上に ためらいがないなということ
一番驚いたのは 研修もせずに いきなり就農 そして 僕と同じ宅配ボックスを始めている もちろんまだ1~2年の経験なので それなりの農産物なのは見てわかるけど いやはや それで こうしたところに出てくるだけでも凄いなと思う ホームページ・ブログは当然 そして やる気はまんまん
 そのフレッシュなオーラを感じただけでもこちらとしては勉強になった そして 僕よりも年配の農業者さんもいらっしゃって その方たちは 多少落ち着いたちょっと悪く言えば 農業というものにわずかなりの諦観を持っていることだ そうした疲れのようなものが 背中から滲んでいた気がした 若い人から見れば 僕はわりと安定した有機農業者に見えたかもしれないけど 内実は彼らとあまり変わらない 日々あくせくと働き チャレンジの連続 まだまだ ゴール地点は遠い そうした 年配の方々と フレッシュな若手農家 その中間地点に今 自分はいるんだな と思った 新規で初めて3年が勝負だよ と話をした
 是非 生き残って欲しい もちろん 彼らに負けず僕も生き残らねばならない(人の応援している場合じゃない)

今日月曜日には 先月だったか 日本放送のラジオ番組に呼んでいただいた ポタジエの柿沢さんが農園見学でお越しになる(動画で少し配信してます) 昼過ぎだったので 暑さが心配だったけど ここ成田は今日はそれほどでもなく 風もあってよかった 
 ポタジエの柿沢さんと言えば 知っている人は多いでしょう 今や時の人だ まだお若いのに 成功するということは それなりに訳があるわけで お会いすれば誰もがわかるでしょう そして 何よりも驚くのは しっかりと農業の世界で起きている現実というものを 見据えていることだ (農家がどんどん減っているのに それを食材として扱う店舗側は 安定していつまでもいただけると思っている でも それはもう崩れようとしていることにほとんど気づいていない) そう 生産者ー流通・店舗ー消費者 これが一蓮托生であるということ それが急務であることに 気づいている人は少ない そうした本当のことを伝えて行きたい とお話する 柿沢さんには 頭が下がる思いだ 本日は暑い中 お店の美味しいケーキまでいただきまして ありがとうございました どうぞ今後ともよろしくお願いいたします! 今日の写真 白長かぼちゃ

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