新規就農

同業者来訪 ゲームの世界と疑似人生

7359a61f.jpg 今日の写真 昼過ぎに同じ千葉県の郊外にて 農園をやってらっしゃる方が見学ということで お越しになる 有機農業の世界では知らない人はいないという カリスマ有機農家のもとで研修後独立して 就農4年目 実際の年齢は僕よりずいぶんお若いけど たぶん 僕よりもしっかりしていて 沈着冷静 全くもって自分が恥ずかしくなるほどだ(あ 農業やる前は何をしていたんです?という質問を忘れた)

 販売方法がかなりこだわっていて 直接自分で届けるという形 つまり僕のように宅配ではない 自分の畑の周囲の人に直接お届けするということにこだわっていて ユニークだ もちろん郊外型であるからこそ 成り立つ営業形態だけど 今後 有機農業の差別化が進むわけで その意味で この形はおもしろく僕も勉強になった ここにあまり書けないけど やはり 有機農業とういう現場でやっている者同士 いろんなことを日々 思うわけで 
昨今の 農業ブームにはお互い思うところがあったようで 僕も笑えた(ほんとなんとかならんものかね) 新規就農というものは この日記でも書いているけど 実際やっていることは 野菜を作って販売するというシンプルなこと だけど そこには たくさんの偶然や運命やら その地域の雰囲気など 農業以外の部分が実際にやっていけるかどうかのカギを握ることが多い 最後には 人としての力 が勝負になる その意味で ビジネスとしてという視点など わずかばかりの範囲にすぎない すべてを投げうっても余りある世界 それが 僕の思う ふぁっきん有機農業だぜbaby-

 これを書いているちょっと前にNHKにて ゲーム世界の最先端の特集をやっていた 僕はゲームはやったことがない スーパーマリオもパチンコもやったことはない ただ 凄い産業のひとつになっているということは知っている この番組を見ているとどうやら 近い将来 人がゲームに取り込まれるという可能性を示唆しているようだ 人が3Dのようなホノグラムの世界に入って 実際の現実とあまり変わらない体験ができるようになるのかもしれない
そのゲームの中で 疑似恋愛をし 疑似ビジネスをし 疑似戦争をし 疑似人生を送るのかもしれない そうした時に 当然出る疑問はこうだろう・・・なぜ このゲームの世界から出て苦しい現実の中で生きていかなくてはならないのだろうか? それに対して あなたならどう答える?

 現実社会の中でもそうした疑似的なものはたくさんある ディズニーランドもそうだし 小説もそうだし そして 儀式(イニシエーション)もそのひとつ 山の中を何キロ走ろうが 踊ろうが 瞑想しようが どれだけ高尚な世界かもしれないけど あくまでも 疑似 に過ぎない 最後には洞窟から出てきて 自分の故郷で生まれ育った運命を歩かないと 前には進んでいかない ゲームの世界だけでなく 今実際の社会の中でも 自分の運命の道を歩いていくことは簡単でない  どれだけの人が その日常に魂を込めて生きているといえるだろうか・・・ 冬の夜は長く その寒さも含めて 危険である あのロシア文学なるものが やたら長く難解で暗い内容のものが多いのは 環境のせいかもしれない てことで
冬の夜にものを考えるのはろくなことがないな という日記でした・・・今日の夜はことのほか脚が冷える

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