有機農業

おふくろ大根 乾燥 役者と農業 第2回畑ツアー

013fb25c.jpgさて 今日の写真 本日は出荷日ということで おふくろ大根 ものによっては特大なので箱に入りきらず 半分に切っての出荷 この大根 何がってとにかく収穫が大変 地面から下の部分がこのように太っているので 一本一本 バーベルを挙げるように ふん!と 足を踏ん張って抜いていく 腰をこれ以上痛めないように 力の入れ具合を工夫しながらの作業だ 

 しかし 乾燥している 指先は割れて唇も割れる そして寒い よく思い出して欲しいのは昨年の夏のことだ あの暑さ・・・100年に一度の暑さで誰もが大変だったわけだけど 猛暑のあとのこの寒さ いやはや 農業のような仕事はその影響をもろに受けるけど 東北のほうだったか かきの養殖かなんかで 全滅とのこと ま それに比べたらまだましかな・・・でも この寒さで 葉物が生育遅い なので 葉物が厳しい時期がしばらく続く・・

今日のラジオで えんけん こと遠藤賢一 が出ていた 僕の好きな役者の一人だ 僕が好きな役者は すっと立ってるだけで 世間からはみ出した雰囲気を醸し出せる役者だ 泣いたりわめいたり台詞で表現できるものは 実は範囲が狭い その意味で 役者道のエリートを歩いてきた人は やはり 演技臭があって うまいけど惹かれない という現象が起きる
 天才・北野武監督の キッズリターンの時の演出(絶対に手をポケットに入れないで) 不良を演じる役者には 両手をぶらりと垂らしてただ立っている演技をさせた 役者はどうしていいのかよくわからないその表情がなんともいい味を出している その意味で 役を演じるという職業というのは 考えるにとても変な仕事だと思う 人前に出てしかも最終手的には不特定多数の人の前で 感情をさらけ出して さらには 怒られたりぼろかすに言われたりする 100% ソフトの世界 目に見える 誰もがはっきりと目にする形は 何もなく答えもない世界 僕からすると ちょっとうらやましい世界

 農業は プロスポーツと同じ 結果がすべて 生産者のどんな想いとか 農法とか やり方とか言っても 最終的な農産物で勝負が決まる 作物できんことには話にならない だからこそ 甘えは許されないし 言い訳は許されない(でも僕なんかいつも言い訳ばかりだけど) だけど 農業の本質は 農産物というよりも そのソフトなんだと思う 自然に対する思いや 畑に立っているときの自分の姿とか たぶん そのあたりが一番勝負を決めるのだと思っている だども(田舎丸出し) それを全面に出しては それもまた 甘え・・・・結局よくわからんばい(九州か)

 あ 来る2月6(日)第2回畑ツアー まだまだ募集しております! どしどしお越しくださいませ どうぞ よろしくお願いします!

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