３月最終週～４月第１週「旬の有機野菜セット」～とう立ち菜てんこもり編

じゃがいも（きたむらさき）春大根　（白菜orキャベツ）長ねぎ　とう立ち菜　グリーンマスタード　かつお菜　みず菜　大根の間引き菜

さて　いよいよ４月がやってくる　桜も咲く季節　でも多くの人がまた　桜を愛でる余裕はないのかもしれない　でも　徐々に復興に兆しが見えて来たのかもしれない　原発は相変わらず予断は許さない状況　今後数十年に渡って　日本に大きくのしかかる問題を残した
　前を向いていくしかない　それは　自分にも他人にも日本人がみな　声を出して頑張るしかないということ・・・

　この冬大活躍してくれた　白菜君とお別れの時がやってきた　その代わりに　とう立ち菜がわんさか出てきて　まさに　今の宅配セットの主役を奪う大活躍　野菜品目少ないので　助かるし　なんといっても　うまい！（今日の写真は　ちんげんさいのとう立ち菜）　春はやはりこれですね　グリーンマスタード　みず菜と今週　初出荷　どんどん新しい野菜出てきます　どうぞ　よろしくお願いします

畑をずっと一人でやっていると　なんていうか　一つの穴をひたすら深く深く掘って行くのと似ていて　何かをひたすら掘り下げていく行為に近い　日々　変わる生態系や状況に関わらず（雨とか嵐とか）　同じ穴をずっと変わらず　何食わぬ感じで掘っていく感じ　自分の足元ばかり見ているので　当然　視野も狭くなり　世間との時間の流れも疎くなり　自分が遠い異国の世界にいるようになる　そして　いろんなことがわからなくなるのだけど（ＡＫＢって何？モーニングなんとかじゃなかったの？といった事態に陥る）

　しかして　これがまか不思議なもんで　人のことがよく見えるようになる　そう　この人嘘っぽいな　とか　なんか変だな・・この感じとか　他に意図が別にあるな　とか　健康が悪そうだな・・・とかなんとか・・・数か月に一度ぐらい　都内に行くともう　観察する人の数が多すぎて　きょろきょろしてしまう　そして　なぜ相手に本当のことを言わないの？　などと　吊革に掴まっている目の前のＯＬさんらしき人に　思わず話しかけそうになってしまう・・・（東京はなぜあんなにも他人に口を聞くのをためらう場所なんだろうか？はーい　今日の気分はどうだい？スイートハート！と話しかけたら　撃たれそうだよな）
　
　でも　今回の震災のことで　新たに人が繋がろうとしてるのがわかる　これは何か遭った時に　日本人の素晴らしい特徴で　そうした時になると　知らない人でも助けあおうとすることができる　だまそうなどど言う人は（たとえ普段だましている人さえ）その瞬間は　善意を表に出すことをためらわない　今回のことで　まだ　日本人にはこれだけの善意が備わっていたことに　日本人自身が一番驚いているのかもしれない　僕にしても　たくさんの人から　励ましをいただいた　今日　お試しセットのご注文を　お付き合いしていただいている　お客様のご紹介という形で連絡をいただく　こんな時だからこそ　有機野菜を食べたいとのこと・・・ありがたいことだ　時折　がくっとなることも多いけど　まあ　仕方ない　ダメージを受けているのは誰でもそうで　僕だけじゃない　今年の目標は　（逆境にどう対処するか？）がテーマだ　粘り強くやっていこう　春が来たしね・・・