新規就農

バナナピーマン 8月6 新規就農で有機農家になった物の語らいの結論とは?

8月6バナナピーマン

さて 今日の写真 昨日出荷のバナナピーマン ほんのちょっと取れて来たのでこれまたほんのちょっとお客様に入れました 普通のピーマンと味の違い 味わってくださいませ

 今日は 8月6・・・・そう 日本人にとっての大事な意味を持つ日 8時15分には僕も黙とうを捧げる 8月6 8月9 そして 8月15 2011年の今年 これに新たに加わることになった 3月11・・・ 先に挙げた 3つと合わせて 核 というものが テーマだ 僕ら 日本人にとってこの 核 というものは もう 切り離すことのできないものになってしまった 戦争時とはいえ 他者から被ばくを受け 今回は自らのミスで被爆した 今日の祈りは 自然と深くならざるを得ない 子供たちの明日を巻き込んで生きる僕たちの日常は 笑顔でも許されるのか・・・・・

昨日は金曜日で朝 例によって出荷作業に追われていると 携帯が鳴る とても久々の番号 茨城にてこれまた サクセスロードをひた走る HM氏 こせがれネットワークなどでも 知らないものはいない 元エリート出身の新規就農者である(てか先のこせがれの生ユーストリーム見たけどどう見ても農家にゃ見えんわな良い意味だと商社マン悪い意味だと取り立て屋・・・僕と同じ坊主にメガネ) (調子はどう?) から 始まり お互いの近況や心境を語りあう

 今年は茨城でもじゃがいもがひどい惨状のようで お互い慰めあう ま 原因は 栽培のマルチにあるのか 気温差にあるのか・・・ 僕らのような お野菜セットでの販売だと 長期保存の効くメインの芋と言えば じゃがいもと相場は決まっているわけで これが 被害を被るということの意味合いをわかりあえるのは 同業者しかない
 そして 例によって 3・11の話だけど こちら千葉も風評被害がひどい と伝えると 茨城ほどではないと思ったけど 千葉もそうなんだ とのこと そう 彼も今回 相当数の顧客を失ったようで しかも 顧客が離れた時期がほぼ 同じ・・・ 消費者の動きというのは やはりどうしても 過剰に反応するようで これも仕方のないこと
 
 そして 10年ちょっと 有機農家 というものをやってきて 思うことは 結局のところ 慣行農家には勝てないということだ 何をもってという内容がポイントだけど ま 完全無農薬で野菜を作るのは大変だということを承知でやっているのだけど それでも 長年やっていると 技術は上がるし そのうち 設備投資やら機械の購入もできるようになる すると 栽培面積も広がり 有機野菜ブームやら ロハス?ブームやらで 顧客も増えてきて 自信もついてくる(彼の売り上げを聞いて 腰を抜かさない新規就農者はいないだろう) しかして・・・ 僕らは 結局のところ ありがたいお客様に 甘えているに過ぎないのでは? ということだ 
 3・11以降も 変わらずお野菜を取ってくれている お客様が相当数いる それがどれだけ ありがたいことか・・・ お互い しみじみとわかった 彼曰く(3・11より前ならば わからなかったかもしれない) とのこと
そう 今回のことで 本当に農業という職業に携わっているものは 大きな自覚をさせられたように思う そしてこれを契機にやめる農家も相当数いるだろうし それもまた 良い選択のひとつだと思う(ある意味当然かもしれない)

 そして 最後に (やはり僕らのようなものは 相当に変わり者なんだね)という結論に至る・・・ふむ この表現はどう引いき目に見ても かっこ良すぎると思って 僕の口からは(いや 単に変態ってことでしょ!)(・・・・・)
(互いに否定できず くぐもった笑いが込み上げる)・・・・・新規就農万歳!変態有機農家万歳!

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