『旬の有機野菜セット』

9月第4週「旬の有機野菜セット」~秋キャベツ初出荷編・台風リセットと今後の展望

9月20秋キャベツ出荷

9月第4週「旬の有機野菜セット」~キャベツ初出荷編・でもすぐ終わる

じゃがいも(メークイン) 玉ねぎ ピーマン 生落花生 茄子 島オクラ キャベツorかぼちゃ 小松菜 大根の間引き菜 ルッコラ

 はてさて 9月ももう気づけば終盤 でもって 端境期もまだまだ・・・そん中 秋キャベツの一発目が登場 しかして 動画でも配信したけど 例によって 虫にやられ放題で 出荷もすぐ終わり うーむ・・・泣いて虫に食われないのであれば いくらでも泣くけども 男の子だから 泣かないもん!(お前恥ずかしくないのか)
気を取り直して 葉物 ルッコラもできてきて すっかり 秋の野菜へと移行を始めた 来週は いよいよ 葉付きの人参の出荷が始まる でもって さつまいもも掘らねば・・・よく考えたら 来週はもう 10月だ さあ 秋が来てそして 冬が来るのだ!

 これを書いている 今 台風が来ている 今日午前はなんとか ハウス内で種まきをした もう 最後の白菜・ブロッこりーを播く 午後になり 急に風が吹きはじめ 昼2時過ぎには暴風雨に変わり とても外にはいられない 畑を見回り 古民家の雨戸を閉めて それぞれの場所に 健闘を祈る 台風が来たからといって 何かできるわけもない すでに 畑は冠水状態 あとは 神のみぞ知る・・・・・
台風が来るたびに なんだか リセットされるような気持ちになる それは 自然を相手にしている仕事をしているからだろうか そして 明日 たぶんすっきりと晴れ渡ったりなんかして 昨日はなんだったんだろうか? ということになる でも ダメージは必ず何かしらある それが 畑というものだ そして それは 僕だけじゃなくて 多くの農業者に共通のものでもあって みんな それを 受け入れている 偉いな 日本の農業者諸君 まじ 頭下がります・・

 リセットとの言葉で・・・ 今年 2011年は 成田に来て 5年目 第一次5ヶ年計画も今年で終わる ま 3・11で大幅に軌道修正となったわけだけど ここのところ いろんなことを考えている というよりも たぶん 今は 踊り場にいる そう 階段を昇って昇って 踊り場でちょっと休憩しながら 先を見やる・・ そんな感じが ちょうど今だ 
 有機農業に飛び込んで 10年ちょっと・・・ど素人から研修に2年行き その後 会社を立ち上げたり 神奈川で農園を始めて だめになり もう一度新規就農をして 5年 なんとか形になったかな と思った矢先に 3・11・・
今 秋作も終盤になり 今年の冬が始まろうとしているのだけど 今年の冬は いつもよりも 違った冬になるだろう 有機農業というものの持つ その可能性と限界 理想と現実 まだ 僕は10年足らずなので 何がわかったわけでもないけど ちょっと じっくり 考えてみたい という思いが強い 
 その中で 有機農家 というよりも 自分自身 というところで 物を考えてみたい それは 農業 という枠 そのものが 自分には窮屈に思えて仕方がない ということだ 日本の田舎の持つ問題の多くは 農業と結びついている 切っても切り離すことができない だからこそ 農業が大事なのだ と思ってやってきたけど 現実を冷静に見れば おそらく 日本の田舎の農業には 自浄能力はもうない つまり 既存の農家さんなり 既存の枠ではもうだめだろう ということが 骨身に染みた 日本の農業はもう終わりの始まりに入って 3・11がそれをあと押しした 

 幸いなことに 僕はまだ 専業農家として 細々とだけどもやってきたし これからもやっていけるかもしれない
で これから どうするのか? 法人組織にして 大規模化を目指すのか? 個人の農家というところで 自給的な感じでやるのか? はたまた・・・ その農家としてのスタイルと 事業規模をよくよく 見ながら 今後 何をするのか? 何ができるのか? 限られた時間と資金(それは一般の人以上に常に不足している) その中で 僕に何ができるのだろうか? この冬にじっくり考えたい というのが 今の 僕の目標です・・・・・(あ 突然 くわかなんか担いでグラサンして 農業ラッパーとしてメジャーデビュー・・・それはないな・・・あってどうする?)

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