新規就農

メトロミニっつ掲載 有機農家の歩く道~その事例

11月21田中さん畑見学

さて 都内地下鉄メトロ線の駅に配布しある 雑誌 メトロミニッツ に我が農園が掲載されています 僕まだ現物見てないのであれですが メトロ線お使いの方いらしたら 見てやってくださいませ

 今日の写真 はい 元研修生田中さんです 畑ツアーでもおなじみ この秋に独立しまして 今日彼の畑に行ってきました 僕がいる 成田の北総台地と違い わりと都会の匂いもするところでした 買い物などでは便利そうですが やはり 畑の条件などは 僕のいるところと比べても なかなか厳しいなと言う感じでした 田中さんが今年借りた畑は約 3反ちょっと 僕が神奈川時代に始めた農地とほぼ同じ それを あますところなく 作付けて わりと土が良かったようで 葉物がたくさんできていた さあ この一年目で ちゃんと農薬も使わず 葉物と言う商品ができたあ! やったあ!と 喜ぶのはまだ 早い そう その葉物をどこに売るのか? ってことになるわけです・・
 ま 近くの直売所なりに 置いてもらうわけですが 驚くほど売れはしません 先週の 土曜・日曜の直売所のイベントで葉物売って 2日で 1万円いかない ま そんなものです 有機栽培だから という付加価値はほとんどありません それが 現実ということで 田中さんも その意味では ようやく農業のリアルな現実をひしひしと感じている段階 自分で作って自分で売る 他の産業では当たり前のことですが 農業の世界ではそれは いまだに 困難を伴う 難しいハードルです・・・

 そして 次の事例 先週だったか ソロモン流というテレビ東京の番組で 静岡の有機農家の特集をやっていた ま 名前を聞けば 有機農家ならば知る人ぞ知るという人物 僕よりも 何年か先輩にあたるわけだけど 新規就農して 8年あまりずっと僕のように ほぼ一人で有機栽培をして お野菜セットという形での販売だった もちろん紆余曲折 ブログを拝見するに いろんな困難を乗り越えてきたようだ そして 一年発起 株式会社化して 直営の店舗 レストランを立ち上げた 元々 フランス料理の三つ星店で働いていた経験もあり 大当たり・・あれよと言う間に 規模拡大で 先の番組では 早くも 3店舗目の出店に奔走する様子をやっていた 
 単なる 有機農家という枠を超えて すでに 立派な経営者であり スタッフも多数抱えて 芸能人の結婚式にも出て 服部専門学校の校長先生と同じ席に座る いやはや・・・新規就農して わずか 10年ちょっとで そこまで行った 有機農家は彼以外にはいない 誰も真似することのできない オンリーワンの世界 素晴らしすぎて 見ていて なんだか 頭がぼーっとしてしまった・・・

 次の事例その2 山形にて女性5名ほどで あの元AVメーカーの社長だった 高橋がなり氏の出資で農場を立ち上げた事例 スタッフの多くはほぼ 素人同然で 約4・5ヘクタールの農地を管理している 米や野菜 さらには 果実など 加工も含め いろんなこともやり お野菜セットもやっている 設立数年で 年商 1700万円!
いやはや・・・・ 彼女らの作っている 米の販売価格 5キロ 7800円!!! うーむ・・・言葉も出ない 僕がお世話になっている 有機農業40年 高柳家さんのお米は その半分以下の価格だ これを 付加価値というのだろうか? 若い女性ばかり数人で 一生懸命頑張って農業をする姿に 応援する消費者も多いようで マスコミその他の 雑誌など ひっぱりだこで米はその価格でも完売だそうだ これまた 凄い オンリーワンの話・・・僕など 足元にも及ばない

 すでに 有機農家として 普通に お野菜を作ってそれだけで 食べていける個人の農家というのは希少になってきた 農産物を真面目に作るだけでは すでに厳しい世界だとすれば 先のように なんあらかの仕掛けや企画なりをしていかねばたべていけないのかもしれない・・・大変な時代だなと思う 自分という人間にしかできない有機農業の形 それを 各自模索していくことが今 求められている 最後に生き残っているのは しかして 何人いるんだろうな・・・俺はその中に 入っているんだろうか?さあてね・・・

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