新規就農

切干大根 顧客減少と発送ミス そして元研修生の動向

1月28切り干し大根

さて 今日の写真 今サニーレタスを頂いている 高柳家さんの庭で干している 切干大根です これ見て ああ もうそんな時期なんだな と思いました 今年の冬は寒いですね 寒いと思います 例年以上に・・・・畑にいるとそれがよくわかります 

 このところ 新年を過ぎて少し落ち着いていた顧客減少がまた動き始めた みなさん お引っ越しやら新たなスタートということで 仕方のないことだけど 以前ならば その分 新たにお客様となる人がカバーしれくれた部分があったけども それが今は本当に少ない オーガニックを求める消費者は どこかに雲隠れしてしまったようだ
野菜の味はうまい 日々 自分で作って食べていてそう思う 何の問題もないはずだ しかして けがれ のイメージなのだろう それを避けたい気持ちはわかるけど 共に生きていくことにより それを受け入れていくしかないのだけどな・・・そんな風に このところ 落ちこんでいると ああ・・やってしまった 昨日発送予定だった お野菜が届かないとお客様から連絡を受ける すわ! と思い 調べると 出荷台帳からもれている・・・これでは お客様はいくら待っても届かない 頭を抱えながらお電話して ひたすらお詫び申し上げる(こんなときは死にたくなる)
 何をやっているんだ!俺は!こんなことは 2度とないように 気を引き締めねば(今度やったら殺す)

そうこうしていたら 段ボール業者からの 次回以降の見積もりの書類を見て 1割以上の値上げで 目が飛び出そうになる と まだ目が眼孔内で丸くなっている時に 園芸屋さんから電話が鳴る 今年のじゃがいもの種イモがそろったとのこと 来週取りにいくとして 価格を聞く これで完全に目が飛び出てしまい 地面をはいずり回る・・・
(いやほんと落ちそうだったんですよ)

 今日は人参の種まき(動画でアップしてます) 種まきにちょっと飽きてきて ふと携帯を見ると どういうわけか
とある人のアドレスが表示されている ふと思いついて 突然電話してみる 当人が出た (いや びっくりしました お久しぶりです!)と元気な声 そう 2年前に研修生で旅立って行ったK君 2年ぶりぐらいだろうか?
 なぜ電話したのか 僕にはわからなかったけど ま こういうときはそれなりの理由があるのだろう 仕事中らしく夜にでも電話をお願いして切る そして さっき 電話が鳴り1時間近く話し込む

 ま 詳細はあれだけども 彼は僕のところで研修して 有機農業の現実と理想というものを自分なりに考えて 某県でがんがん稼いでいる農家さんへ心機一転研修に飛び込んだ そして まあ いろいろあったのだろう(農業という世界はいろいろあるのですよ田舎だし) 今は 一旦撤退して ネクタイを締めてお勤めをしている 新規就農で用意していた資金はまだそのまま保持しながら 彼は 超有名高学歴大学を卒業していたけども(日本最大メガバンクの内定を蹴った)社会経験がなかったこともあり 農業を外から見たいということで それっぽい職に就いていた
 いつも言うことだけど 農業で飯を食う ということは 最後には 人間力 にかかります つまり 総合力が勝負なのです 農産物を作ったり 売ったりというのは 全体の一部にしかすぎません その意味で 今の社会の動きや 人としての経験値を挙げておくのは 今後農家としては 必須でしょう その意味で 彼の選択は全く挫折ではありません おそらくは 30歳ごろを過ぎて 満を持して 農業に飛び込むことだろう
 ま これからどんどん農地はいくらでも空いてくるし そのうち TPPだかFTAだかよく知らないけども参加して 日本の農業は加速度的にだめになっていくのは間違いない その中で 彼はどうやるのか見つけることだろう若い人はいいね いくらでも 建設的に物事を考えられる そこへ行くと 僕なんか まさに明日のジョ―だぜ
(明日はどっちだ?)  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA