さてさて 今日の写真 これは何の写真でしょう? 確定申告で農業者の場合 経費を細かく分ける必要があります 一年分たまった領収書を12個に分けていきます なので 12個の段ボールやらプラスチック箱や 洗濯かごなどを使って 仕分けていきます うーむ これがなかなか大変・・・今回 大手某出版社の経理をやっているプロの方にお手伝いいただきまして パソコンに入れていただきました その方曰く(有機農業ってこんなにも経費がかかるのですね)と驚いていました はい 自然に任せて栽培するようなイメージなので お金がかからないと思っている人多いですけど しこたまかかるのです・・・・
昼過ぎに 園芸屋さんに種を買いに行く じーっと種を見ていると レジのところに若い男女が・・・まあ 最近は種屋さんでもいろんな人が家庭菜園やらをおやりになっているので 珍しくはないのだけども 僕のような新規就農で有機栽培をしている人間は 一種 独特な匂い を放っている・・・らしい ま 自覚はないのだけども 仲間の有機農家を見て 友人たちは (やっぱり同じ匂いがする)と言われる うーむ それで そのレジにいる男女がその匂いを醸し出していて とても初歩的な野菜の質問をしていたので うーむ 声をかけて教えてあげようかな・・・などと ふと思ったのだけども やめておいた・・・ 実は僕はとても人見知りなのです そして 基本は無口で寡黙なのです(誰も信じませんが) べらべらしゃべる芸人が社交的ではないというのは誰もが知る事実 本当の意味で 人づきあいがうまければ 田舎で百姓やってないさカモンベイベー
今日の千葉新聞(郵便局に置いてある) 田舎の活性化という記事 - とある限界集落(ほっとけば数年後には誰もいなくなるような過疎が進んだ村のこと)で わずかに残っている住民で 一人 100万ずつ出して 村の中心に 共同住宅を建てた 誰が住むかと言えば 都市に住む若い夫婦 特例を設けて 家賃補助やらあの手この手で この田舎の村に移り住んでもらうという作戦 結果はどうか?といえば これがうまくいっているらしい
若い夫婦で田舎に行って 子育てをしたいと思っている人は多い しかして そのつてもなく実際に 行動に移したとして 歓迎する雰囲気は日本の田舎にはほとんどない 困っているはずなのに 何もせず 実際に来た若い人を知らずに排除する雰囲気が田舎にはある そして 数年後には田舎暮らしをやめて都市に戻る人を何人も知っている
この成功事例のポイントは その土地に住む元の住民が身銭を切っていることだ つまり 犠牲を払って自分たちの田舎のために人を呼び込もうとしている だからこそ 実際に来た人を 排除しないしできないだろう
田舎の活性化 それは 都市の人がどうというよりも 田舎の人に態度にかかっているといっても過言ではない 僕は 農業の世界に飛び込んでいろんな地域の田舎に住んだけども やはり 余所から来た人が入っていく方法はなかなか難しい 僕のように 農業 という形であれば わかりやすいのだけども そこには食べていけるようになるまでの長い道のりがあり それは 田舎の人には頼れない
日本の田舎を活性化させるには 都市の力を借りるしかもう方法はない 日本の政治と同じ 自浄能力はもうないのですね でも 以前のような箱モノを作るような ださい方法では誰もやって来ない 是非とも そこに 農業を絡めた形で 田舎の人が 都市の若者を呼び込んで 農業を発展させるようなことを取り組んで欲しいと思う