新規就農

とうもろこしの猫 引っ越しと新規就農者にとっての家 

5月8とうもろこしトンネル猫
今日の写真 う―む・・・そこは君の場所ではないのだけど・・・先日 きじが畑に卵を産みつけたのだけどカラスにやられてしまった かと思ったら 今度は猫が出てくる たしかに その場所はとうもろこしのトンネルの中で暖かいのは間違いないのだけども あまり うろうろして苗を倒すなよ・・・・

 さて 5月も半ば なんとか夏野菜の植え付けも終わりが見えて来た まだまだ ハウスの中には苗があるのだけども ようやく追いついてきた感じ 今日は前半戦のかぼちゃととうもろこし4発目を植える ふー 夏野菜はとにかく 植えねば話にならない でもって 植えたら植えたで ちゃんと育たねば意味はない 今日は朝からどんどん暑くなってきて このところ 雨が全然降らないので 畑は乾ききっている 当然 まだ畑に根付いてない苗たちは 枯れる運命にある てことで 水をタンクに入れて 軽トラで畑を走りまわって 水を上げてやる 僕は バイオダイナミック農法という 誠に 風変わりなことをしているけども それは 魔法ではない 種を播いたら 発芽しなくてはいけないし 苗を植えたら 水を上げねばなりません 99%は そうした 農業の基本をしっかりと守らねば 野菜はできないのですね まずは 基本からです

 さて 今月末には引っ越しが待つ 別に寝に帰るだけのアパートなので どうということはない 環境とか別にどうでもいい ほとんど 日中は畑にいるわけだし 落ち着くには 古民家の縁側もある 僕のような新規就農者の多くが こうした 実はアパートなど賃貸の暮らしなのですね 最初に家を買ったり 購入したりする人もいますが 僕は それには賛成できない だいたい 農業と言うのはギャンブル やっていくうちに 何がどうなるのかも皆目わかりません 計画通りいくことなどないわけで 最初に 家を買ってしまったら そこを限定して考えねばならなくなるわけです まず初めに 野菜を作ること 農産物を作ることに気持ちを集中すること そこから すべてが始まります 逆に言えば 10年あまりやって 売れないような農産物しか作れないようでは プロになるのをあきらめるしかありません その時に 家があれば どうなるでしょうか? はい 撤退できないのですね 失敗することを想定してやる事業はないのかもしれませんが 農業の場合 それは想定していないと 人生自体破綻します(そしてそういう人は意外に多いのです) 
 さて 引っ越すわけですが おそらく そこが最後の賃貸となるでしょう 次は 自前の土地と家を自分で作る予定です 正直 土地を買い 家を建てる そんなことが 自分の人生に起きてくるなんて 夢にも思いませんでした 20代のころ 死んでも 車には乗らない(そう運転始めたのは30過ぎてからです) 家も土地もいらない 一生 旅をしながら生きて行くんだ!と アホな夢を持っていました(若さと言うのは常に苦いものです)
 今は 普通に暮らしていくこと ちゃんと生計を立てて生きていくことが こんなにも難しくて大変で(しかも農業で) 価値のあること だと痛感しています そして 今はそれをまっしぐらに目指しています こうやって 単なる百姓じじい になって 田舎で朽ちて行くのでしょうな・・・・あ 来年 カフェやるんだ 成功させねば! 

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