有機農業

冬はトンネル栽培 百姓の世界の帳尻・・・それっていつ?

2月21春のトンネル栽培
成田は寒い・・・寒いのですね 研修生Aさんは 東北出身 太平洋側らしく実際にはそんなにも雪は降らないし それに比べても今年初めての成田の冬は寒いらしい あまりに寒くてストーブを購入したらしい・・・ふーむ 実際にそこに住んでみなければわからないことはたくさんある 僕は昔 農業を志す直前に 九州にいたことがあるのだけども なんと 九州って場所によっては冬とっても寒くて しかも 雪もそこそこ降るのですね・・・西日本はみんな暑いなんて思ったら大間違いで むしろ 北とか南とかよりも 地形や山が関係していて 鳥取の山側なんて その昔 インデアンの儀式 スウェット・ロッジを行いに月に何回か通っていたけども 信じられないぐらいの積雪で 12月には会場にはいけないぐらいだった・・・・日本列島奥深し

 今日の写真 これは今年の2月のわが農園の畑の様子です このように 冬になれば 露地の畑では トンネルが並んでこのビニールの下で野菜たちは保温されて育てられます これが 春の野菜たちになります・・・これからは このトンネル栽培ひもかけ という作業が畑での作付けの中心となるわけです 数十本という単位でこのトンネルを作って行くわけですが すべて手作業でして これが意外に手間がかかり うまくできないと あの冬の横殴りの北風で吹っ飛ばされてしまうのですね てことで 研修生Aさんとともに 今日から トンネル栽培がスタートしました まずは人参 そして 葉たまねぎ と2本かけました 最初は なかなかうまくペグも地面に刺さりませんでしたが だんだんと要領をつかみはじめて なんとか終了・・・農業とは 最後に僕らが頼れるのは 己の技術なのだと諭します
 作物栽培の技術をいかに早くマスターするか それが 研修のポイントです 最終的には 独立して 自分ひとりでやってみて 初めてわかることがほとんど そのときに ああ!自分は何もわかってなかった と あんなにもきついと思った 農業研修なるものが 実はほとんどが 遊び だったとわかって 愕然とするのですね・・・(その最たる例は僕自身でして 夏はすぐに保冷庫に逃げ込み 寒い冬はすぐに休んでしまうだめ研修生だったんですね実は・・)

 農業をこうしてやっていると それはまあ いろんなことが起きます そのねたは付きません 2年前の放射能が降ってくる事件をはじめ 今年はなんと 畑が崩落 うーむ 上からのぞくと バンジージャンプができそうながけができたぐらいです・・・そして 毎日 起きてくるいろんな事象に振り回されながら 日々あくせくと野菜の出来に心を動かされながら 必死にもがいている日常です そして ふと思ったとき・・・そういえば まだ若かった20代や研修に行く前の30代前半までは よく 毎日ぶらぶらして 怠惰な時間をすごしたなあ と思います そして やはり 人生のちょうじり(帳尻)は ちゃんとあうのですね 今こうして 休みもなく働くのは 若かったころにさぼったせいだな と思うからです あと どれだけすれば その帳尻が今度は逆になって いつか 楽な日々が来るのか・・僕も あと数年したら 50の大台に乗ります いつその帳尻があうのか・・・(まさかそれって今生ではあわないってことあるのか?)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA