有機農業

つりざお農法 何をもって正気の沙汰・・・

2月6つりざお農法
今日の写真 はてさて この時期の畑はすべて露地でのトンネル栽培 種を播いたり苗を植えたりしても朝方には当然 マイナスの温度になるわけで 枯れるのは誰もがわかっていただけると思う なので この時期はすべて保温をして育てるわけです トラクターで耕すと同時に 黒色のマルチといわれるビニールを張り そこに種を植えたり苗を植えて その上に パオパオ(ティッシュみたいな柔らかい素材の皮膜資材)をかぶせて さらにビニールトンネルを張ります そして 風で飛ばされないように 黒いまいかせん という紐をかけて押さえていきます・・・これを 専門用語でまとめますと (黒マルチ+パオべたがけ+1重密閉トンネルひもかけ栽培) と言います ポイントはいくつかありますが 簡単に言えば トンネルを飛ばされないこと です そのためには ひもかけが重要なのですが いつも よく聞かれることですが 50メートルのトンネル どうやって一人で張るのですか? うーむ まあ やり方はあるのですね・・・それが 今日の写真ですが このように 支柱をつりざおのように使って 反対側のペグにかけていくのですね これをつりざお農法といいます ま 僕が考案したわけでなく仲間はみんなこんな感じでやっています 今はもう当たり前の技術ですね しかして 最後には (絶対にトンネルを張るんだ!)と自分に言い聞かせれば 張れます 途中であきらめたら 風で飛ばされて悲惨なことになるのですね・・・(このトンネル100メートルで1本1万円!ね? お客様 野菜には多くの元手がかかっているのです どうぞ よろしくお願いします!)

 昨年途中で 新居のアパートに引越し その際 なんだかテレビはもういらないと思い廃棄処分してしまったので
それ以来 世間の動きが読めなくなった あまちゃん というのがなんなのかがいまだによくわからないし え? おもてなし ってそんな特別な言葉なの? とか(流行っている理由が皆目・・・) 気付けばオリンピックが始まるそうな・・・・僕は もうすぐ 50になるけども さあいよいよ 死に際が迫ってきたな と思う なので これからは時間との勝負だとはっきりと自覚する なので 自分がどこまでこの農園を展開できるのか 何をどのようにやっていくのか それ以外のことは はっきり言ってどうでもいい 我が農園にプライベートは存在しない・・・飲食展開をしていくこと 野菜を作り続けること 畑を購入して家を自分で建てて エネルギーも含めた自給をしていくこと 以上 それで終わりです それ以上でもそれ以下でもなく たったそれだけのことしかできないのですね しかも それすらもどこまでできるのかわかりません・・・人生って 本当にむなしく哀しいものですね 畑をやっていていつも思うことです 僕はアリと変わらない 一生 働いて働いて終わっていくだけです 今日は畑で種まきをしていて 初めて 太ももの裏がつってしまった・・・作業中にえびぞりになってうずくまってしまい 研修生Aさんに 心配された・・・日に日に体は失われていく 今年また 畑を1枚増やそうかと思っている うーむ まったく正気の沙汰とは思えませんな・・・
 

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