ネイティブ・アメリカン

食われたキャベツ ありのままの自分~てめえを扱うな

5月20食われたキャベツ
今日の写真 はい これは虫に食われたキャベツですね 基本的に今の消費者は スーパーに並んでいる 農産物しか見たことがないので こうしたキャベツはありえないわけですね しかして 薬剤を使わなければ 防虫ネットを使わなければ(使ってもこうなるけど) ま こうなるのは 有機農家ならば常識でございます そうしたことを知った上で オーガニックがどうとか 農薬がどうとか 話さねば意味はありません・・・・てことで 今度6月には講演会が二つあって 最初の 幼稚園での講演では この写真を見せようかと思います はい これが 実際の畑で起きていることです 常に 真実から物事を見る いいですね まさにありのまま~

 という歌が流行っているそうな・・・(ありのままの姿見せるのよ~ ありのままの自分になるの~) 映画の一節らしいのですな こうした歌が流行るのは 複雑怪奇な我々の社会がいかに ありのままの姿ではないのか を物語っているからでしょうか・・・・
 大人は基本誰でも 仮面を被って社会生活を営んでいるわけですな それを 心理学用語で ペルソナ といいます 問題は そのペルソナを 自分で被っているという自覚と どんな仮面を被って演じているのか を理解して TPOに応じて使い分けている分にはいいのですが それが どうにも 苦痛になったり ペルソナの自分が本当の自分になってしまったりして 混乱と苦痛が起きるわけですな・・・人に注目される仕事であったりすればなおさらでしょう そして あまりにも 本来の自分とかけ離れた自分に投影されるイメージを演じるあまりに 本来の自分の否定が始まり 最後にはバランスを崩して 場合によっては それを外の世界に救いを求めるわけです アルコール ドラッグ 性的なもの そして暴力や倒錯・・・・若かったころには考えられなかった その純粋さは いつか影を落としていくわけです

 何度もこのブログで書いているけども 有機農家 というものも 外から見れば 何か清廉潔白に見えるのでしょうか・・・そうしたイメージは たしかに苦痛です 僕は少なくとも全然 そんなものではありません
若いころには まさに 先の歌の歌詞のように ありのままの自分 本当の自分を捜し求めて いろんなことをやり 遠くにも行きました インドに行き マザーテレサ や ダライラマにも会い 聖者と呼ばれる人にも何人も会いました あらゆる呼吸法 瞑想 心理学 ヒーリングの手法etc あげくの果てには 実際のネイティブの聖地に赴き 4日間飲まず食わずで踊るなんてこともしました そして 結果 わかったことは 自分は空っぽだということです 探しに探した 本当の自分は 何の才能もなくどこにでもいる 普通の男 だったということです・・・・なんかの真理など たぶん何もわかりませんでした ちゃんちゃん・・てことです そして そこから だったら どうするのか? あ? ってことで 一生懸命 働くことになって社会復帰が始まったということでした 何の才能がなくても 日々 頑張ってやっていれば 野菜ぐらいはできる それが 今の僕のすべてです(もちろん写真のキャベツのように野菜すらできないこと多々ありますが・・)
 
 ありのままの自分なんて見てどうする? ありのままの自分の姿を見てどうする?(50ちかいおっさんの裸見たいか?) 大人である ということは 人のために 何かを求められていることにどう答えていくのか だと思います 僕がネイティブ・アメリカンが学んだ 最大のこと それは (自分を扱わない)です 自分の癒し など まさに 卑しい と 僕は思って日々 畑をやっております・・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA