田舎暮らし

じゃが花 有機農業とマスコミ~高尚の極みと下種の極み

5月31じゃがいも花咲く
今日の写真 じゃがいもに花が咲き始めました さて 6月に入っての大仕事といえば じゃがいも堀りです 梅雨の合間の晴れ間を縫って 一気にほりあげるのですね すべて 芋ほり機でほりあげるので楽ではあるのですが しかして 収穫コンテナに入れて 畑の中を運ぶのは重労働・・・トン単位のじゃがいもをすべて 手で運ぶのですからそれは 腰も痛くなって当然というもの 6月はその季節です

 先週だったか・・・コンビニで週間文春を立ち読みしていると 最後のほうのページに掲載されていた記事に驚愕 
なんと 某農業法人の団体が カルト的な扱いで取材されていた ふーむ 僕はもちろん知っているところだったのだけども (その昔僕が立ち上げた農業法人のスタッフの一人がそこに行ったわけですずいぶんと会ってませんが) その 記事を読むと たしかに 外の世界から見れば ある意味 異常に見える ようなことが行われているように見えるように 書いてありました 内容はともかく まあ 世の中には いろんな団体がありまして それは 外から見れば 異様に見える こともあって それは 格好のマスコミのおもちゃにされるのですね・・・(事実など興味もなければ有機農業や田舎暮らしにも興味がない ただ 不特定多数の人間が集まっているだけで怪しいというのは まさに 下種の極み)
 
 僕がやってきた ネイティブ・アメリカンの儀式 スウェット・ロッジもそうした苦難の歴史をたどってきました 最初は どこかの空いた土地を借りるわけですが 理解ある地主さんたちであっても 週末 若い男女が なんだか 半裸に近い格好で 太鼓を打ち鳴らし わけのわからない歌を歌っていたりして それはそれはつっこみどころが満載なのですね・・・てことで 一般の何も知らない人が迷い込んでその光景を見たりすれば それは問題になります
そして 追い出される・・・ということに何度もなりました 今は 仲間が 山梨の奥地に土地を購入 永久に使えるのですが さすがに 周囲との軋轢を生まないように 中心のメンバーは特に気を使っています・・

 農業 とくに 有機農業 というのは 何かしらのそうした 思想的なものや イデオロギー 環境など でいくつもの切り口があることから そうした視線で捉えれば そう見える要素はいくらでもあります 僕が研修したところでも 周囲は オウムと公然と呼んでいました(田舎では意味不明のものはこの単語ですべてをくくります)
そここそが 僕らのような 有機農業第2世代の課題のひとつだと思ってやってきました 有機農業というものを 普通の仕事にすること ひとつの安定した産業にすること・・・これです 僕の仲間や周囲には 今や 千万単位で稼ぐ人も出てきて ようやく 有機農業というものが 仕事の領域に入ってきました 僕自身も この10年 ひたすらに食べていけるように頑張ってきました これからの第3世代やそのさらに下のこれから 有機農業を目指す人の中からは もっと 広大な世界に羽ばたき 億単位の会社組織もどんどん出てくるでしょう 素晴らしいことです
 パイオニア というものは 基本 理解されません そして 理解されることに重きを置いて 戦うことを選択してしまうと 意味はなくなります そんなことはほっておいて 明日どれだけ 前に進めるか だけを見てやっていき そして いつしか形が出来てきたときに ようやく理解される基盤が生まれます 理念や理想をいくら語ったところで
オウムのレッテルはますます強く貼られます 金を稼ぎ 税金をしっかりと払い きちんと仕事として まい進していくこと それのみが 明日を切り開きます・・・・(僕のやっていることもまあカルトに見えるかもですかねえ・・・おお怖)

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