有機農業

新たな草刈り機 いつになったら元が取れるの? あ?

7月17新たな草かり機
今日の写真 この手前の新しい草刈り機械を購入しました しめて 15万円!!! (また某クボタにみついでしまった もう 営業に電話するたびに完全にカモにされているのがわかる・・・ひっひ こいつからはまだまだ引っ張れるぜ!的な笑みを忍んでいるのが手に取るようにわかる・・) つい 数週間前に 11万で中古の管理機を買ったのに続いてのこの機械 もう 今の時期は 草が追いつかなくて やけくそになっての購入 この機械 とても軽くて 片手で持ち上げられる 研修生Aさんのような女性でも扱えるので 急遽購入した これから 本格的に暑くなるこの時期を なんとか これでしのげるか・・・・
 僕は来年 50になる 当然 身体はもっと動かなくなる 年々 疲れが取れなくなり いろんなところが痛くなり それに増して 畑はどんどん増える いったい どれだけやれば 有機農業というのは 元が取れるのだろうか?

 その昔 一緒に何かをやろうとした人がぽろっと言った言葉・・・(農業っていつになったら元が取れるの?)
僕はそのとき はっとしました そう 農業をやっている人 特に僕のような 有機農業をやってきた人間は 最初から 元を取れる なんて思ってやっていません そう 思っていたら 研修はおろか 家庭菜園の猫の額の広さでも 炎天下 草むしりなんてできないでしょう (元なんか最初から取れるわけねーじゃん) 僕はその時 心の中でつぶやいた言葉です そして その人と一緒に何かをやるのをやめました 
儲ける - 元を取る -農家としてやっていける この3つの言葉の間にはずいぶんとした 開きがあります 一般の会社では どのようにしたら 儲けられるのか? が 常に当たり前の前提であって 至上命題でしょう その次に ボランティアであったり NPOや NGOなどの組織では どのようにしたら 管理費を捻出できるだろうか? 今月の家賃は? スタッフの給与は? 毎度頭を悩ませている 志の高い 世の中にいいことをやっている人はいらっしゃるでしょう そうした方が求めているのが 元を取る ということかもしれません 
 そして 3つ目の 農家としてやっていける というレベルは  休みなどなく 自分の人件費はおろか 家族の人件費なども考慮せず すべてを注ぎ込んでのとんぶり勘定 で やっていくことです サラリーマンとしての堅い職業があってその稼ぎを注ぎ込んで お米を作っている それが 日本の農家 兼業農家と呼ばれる真実の姿です 常に現金はなく しかして 借金はある 農家としてやっていけるのは あと何年・・・・そう 心の奥で思っている農家は 今 この国でどれぐらいの数がいるでしょう? ビジネスや産業としてのていをなしていない世界 それが 農業というものなのです

 僕はいつも思います もっと 優秀な人が入ってきて 誰でもいいから この閉塞した世界を変えてくれ! 誰でもいいから 農家という肩書きで持って 六本木ヒルズに住んでくれ 赤いトラクターならぬ 赤いフェラーリで農道を走ってくれ もちろん それが 何かいいことに繋がることなんてないでしょう しかして そうした 夢のような話 おもしろい旗頭 何もない状況では 永遠にこの業界は浮かばれないでしょう・・・・・ま 今日 この機械を購入して 僕はまた 貧乏になり そして 状況は一歩先に進みました

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