昔の話~農業に至った経緯

最後のインゲン 流浪の人々 

10月10モロッコインゲン
今日の写真 これが今年最後のインゲン あとちょっと取れると思う 今日の天気は素晴らしかった 優しい太陽の日の光が降り注ぎ 思わず両手を天に向かって伸ばす 心もほぐれてくる  出荷だったので 朝から夕方まで古民家にいたのだけども 何度も 庭に出て裏山を見渡す ここにいられるのも残り2ヶ月ちょっと・・・この7年お世話になった意味も込め 目に焼き付けようと思って 青い空と共に心に刻む・・

 農業研修時代の後輩が成田の街中でパン屋をやっている 彼ら夫婦は 農業研修を終えて沖縄に行った そして縁があって パン屋を始めた そして しばらくして 実家のあるこの成田に帰ってきて再度パン屋を始めた 今は軌道に乗っているのだけども 実は 店の前の道はずっと道路拡張の計画があって それが5年以内にも始まりそうだとのこと・・・じゃあ どうするの?と聞くと わからない たぶん移転・・・場所はどこに行くのかもわからない ・・・・ふーむ 流浪する人々 というのが 世間には一定数いるのだと思うけども この夫婦もそう
そして 実は僕もそうなんですね 成田に来て7年 その間 今のアパートがすでに3箇所目 そしてついに 拠点だった古民家も移転となる 普通 農業をやっていれば 土地や畑に縛られるわけで こんなにも転々とすることはないのだけども 僕の場合 2~3年すると どういうわけか 移動する事になる 
 農業の世界に飛び込んでこの15年の間 九州を皮切りに 静岡 神奈川 埼玉 群馬などなど まあ 転々としながら 農業をやっているわけですが この成田が最後の土地となるのは間違いない しかして それは 農園の話 畑は永遠にやるつもりなので 畑の場所を拠点とするわけだけども たぶん 僕はもしかしたら歳をとったら この成田には住まないかもしれない・・・・来年 カフェをオープン予定だけども そこを皮切りに今後飲食展開を考えていて そうなると 店舗の近くに住むのかもしれない・・・・

 もし タイムスリップして若い時代に戻れるとするならば 何をしたいと思うのか? もちろん 農業が第一選択ではありません 動く仕事 旅をする仕事をしたいと思う 旅行代理店の添乗員 コンサートスタッフ そして 映画製作のスタッフ 演劇のスタッフなどなど・・・もちろん 憧れ という次元の話なのであれだけども・・・・
 20代の終わりに インドを旅していたとき ああ・・・このまま日本に帰らない という選択もあるんだな と思ったときに 当時は真剣に考えた それもそれでいいな とは思ったけども やらねばならんことがある と漠然と思って(そのときは農業なんて全然考えてなかったけど)日本に帰ってきた そして 今はそれでよかったと思っている だって 今を肯定しなくちゃ 何も始まらないだろ?・・・・・・

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