田舎暮らし

厳寒期のキャベツ 車検17万 悪いことは言いません・・・農家における日常と非日常

2月27キャベツ
今日の写真 厳寒期のキャベツ・・・今年はかなりやられてしまって出来が良くない・・・(泣く) 白菜が終わってしまったので 頼みはキャベツなわけだけども・・・(さらに泣く)

 車検に箱バンを出す 今朝出して昼ごろ じゃがいもを必死に植えているときに携帯が鳴る (えー いろいろとオイルとかにじんだり どこどこのパッキンが緩んだり・・・してまして えー 合計17万です) !!! 17万円!
2年前に38万で買った箱バンが 車検で17万かかるとな? 思わず 高い!払えない!と 泣きつく 頭がくらくらしてきたけども なんとか 勉強してくれと再三お願いして 電話を切る・・・・その後のじゃがいも植えはさすがに 力が出ない・・・うーむ まあ 農業をやっていると こうして 定期的に不幸が襲い掛かる これを止めるすべはない 時期的に今は 確定申告をやっている 昨年は 例年以上に設備投資が増えて 完全なる赤字・・・経費がとうとう大台に乗り上げて もうどうしようもない 経費をまとめた数字を見ながら 俺はいったいどうやって生活しているんだろうな? と 我ながら不思議になってくる 我が農園には プライベートな領域などない すべてが農業を永続的にやっていくためだけにあるわけで 生活費とか農業資材代の区別などどこにもない 明日のパンより今日の支柱を買え! ということでやっているわけですな 衣料費は昨年 ユニクロで下着類を中心に たった1万ぐらいか・・ま 明らかに経営者としては 失格でございます 24時間年中休みなく働いて 赤字を垂れ流している・・・
 ちゃんとした税理士に内情見てもらったらば (悪いことは言いません 廃業なすったらいかがですか?)とか 諭されそうだ・・・ふー

 農家における 日常と非日常・・・・僕が都内とかで行われている マルシェとかの販売を一切止めた理由は 都市で行われているそうしたイベントなりが すべて 非日常だからです いいですよね たまの日曜日に 素敵な見晴らしの良い公園とかで 天気の良い日和に 野菜なんか売っていたらば それは 意外と楽しいものです 普段は 畑のみで作業をしていたら そうした空間は素敵に思えます そう それは 畑と言う 日常では味わえない 都市の束の間の 非日常なんですな でも 僕はいつか気づいたのですね この 非日常は いったい 僕の農園の 日常にどう繋がっているんだろうか?と・・・冷静に考えると 一切繋がっていないのですね もちろん そうしたイベントで 野菜が売れようが売れまいが 人気があろうがなかろうが なんだか 一日がいい経験だったような錯覚があって終わるわけです そして 翌日 売れ残った野菜を袋から取りだして 畑の隅に捨てるときに 昨日はなんだったんだろう?ということの繰り返しなんですね・・・・

 農家にとっては 都市は 非日常です では 都市をどうしたら 日常にできるでしょうか? それは簡単なんですね 畑と同じく 農家としての仕事の領域にもっていくしかないわけです ですので イベントに出てもしょうがないのですね それは 遊びです では 都市においての農家の仕事とはなんでしょうね?ということになります 農産物を持って 営業することでしょうか 講演をしてお金をいただくことでしょうか もちろんそれらもいいことですよね 僕はそこに 店舗 というものを置いて 毎日営業して そこを日常にしたいと考えて 飲食店をやりたいわけですね・・・はい
 翻って 都市に住む人にとっては 田舎の畑というのは 非日常なんですね なので (今度遊びに行っていいですか?)というコメントが出るわけです 都市の人にとっては 農業は 遊びであり 幻想です オーガニックは おされであり ロハスということになるわけです 都市とは縁もゆかりもない 田舎の風景 生き馬の目を抜く都市での競争から遠く離れた昭和の匂いを色濃く放つ田園(まるで映画だね) そこに憧れる心情はお察しいたしますが そこで 命をかけてじべたをはいずり回っている 百姓がいることをご理解できるでしょうかね?・・・・ 

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