有機農業

9年と言う時間 左手にドライバー

8月10けが
成田にやってきて9年目・・・時間の経過があるわけだけども 大人になってからの9年と若い時代の9年は意味合いが違う というのは 大人の人ならば誰もが知っていることだろう 僕が一番初めにやってきて 神奈川から通って 2月にじゃがいもを植えた畑のちょっと向いに小学生の女の子が住んでいた 外で縄跳びをやったり遊ぶ姿をよく見かけたものだ そして先日 とてもきれいなワンピースを着て 長い黒髪を翻して 畑の脇の国道を歩いていた バスに乗ってどこかに出かけるのだろう そう 10代後半の すでに 一人のレディとしての歩みを始めたのがわかる ・・・ああ もうそんなに時間が経ったんだと実感する 僕のような百姓にとって 一年という単位はあっという間だ 人参は年に2回しか作らない じゃがいもやナスなどは一回だけ 世間一般の時の流れとは違う流れが畑には流れていて 僕はそこに没頭しているわけです 毎年毎年 その長いスパンの中で 長期でチャレンジし続けているのですね・・・・僕も同じ9年という時を費やしているわけだけども 俺自身はいったい何が変わったというのだろう 相変わらず 頭もおかしく 首尾一貫して アウトサイダーの道を歩んでいる ますます体力は落ちて 頭は禿げ上がり 目つきは悪くなっていく あな 恐ろしや・・・

 今日の写真 忙しさに拍車がかかっているわけだけども そんな一分一秒を争っているときこそ やってしまう・・・今日は怪我をしてしまいました プラスのドライバーを使って ポンプの水を吸うところをきつく閉めていると 手がすべって 左手の手のひらに突き刺さってしまった・・・(まじでよ) 瞬間 引き抜いたけども 激痛がすぐさま襲う 頭のバンダナをすぐに左手にきつく巻きつけ 右手一本で軽トラに乗って一旦家へ向う・・・途中の信号を待つ間 噛み締めた歯の隙間から くぐもった唸り声が止まらない(痛くてさ) 左手を貫通はしなかったのだけども 親指の根元の骨に直接当ったのは間違いない 何度か指を全部動くか確認して大丈夫そう 神経も切れてなさそう 少し安心しながら家に到着して すぐに水で軽く洗って(しみるぜ!酒はもってないのでね) 保険証を持って一番ちかい診療所へさらに飛ばす 受付ですぐに(見てもらえますか?)と 伝える まあ 田舎の診療所なので閑散としているけども 僕の雰囲気で何か突発的な怪我だとわかったようで すぐさま見てもらえた 
 傷口をきれいに消毒してもらって 軟膏すり込んで 包帯して レントゲンを撮る 骨に穴は開いてない 結果は大丈夫だった ほっとする 破傷風の注射を打って 抗生物質の薬をもらって帰る・・・・先生は (まあ ゆっくり養生してください 左手は心臓から上にできるだけ挙げててね 明日また来てね・・・・)とのこと 養生? いやまだこれから夜まで仕事あるのだけど・・・言ってもせんないこと 重いものは痛くて持てない・・・明日は出荷日 うーむ 片手での収穫は厳しい 人参がうまくほれるだろうか・・・

 うまくいかないとき そんなときこそこうして重なる 神奈川時代には同じ左手を草かまできりつけて3針ぬったけども それ以来か・・・うーむ 農業の世界に入って 指を落とした人二人 手首から先がない人一人 そして 腕ごとない人一人 4人見てきた みな農業者でそして みな 農業を変わらずやっていた やはり 機械類が怖いということだ 小手先の道具なら今回のような切り傷で済む 規模がでかくなるほど 危険も増すということですな・・・・(しかして痛い・・) 

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