今日の写真　冬瓜（とうがん）　昨年の収穫で借りていた古民家に持ち込んだものです　いやあ　昨年はたくさんあったのだけども　今年はすでにない・・・・うーむ　どうしたもんだろうか　と思っていたら　近くの有機農家さんと行き会ったときに話すと　同じく　冬瓜できなかった　そして　ウリ科全般の出来が例年に比べて良くなかったと　我が農園と同じ症状だったらしく・・・・うーむ・・・これ　意外に　言われている　ミツバチとか影響あるんでしょうかね・・・そうは思えないけどね・・・・受粉の問題でなくて　気温などのほうがと思うけども・・・

　ここ数ヶ月　顧客の減少が続く・・・某有名コンサルタント会社の方の記事に昔あった　その人は依頼された企業に赴き　徹底して　代表取締役の人柄や仕事などをあますことなく観察するのだそうだ　つまり　企業業績というものは　トップだけで判断する　とのこと　それ以外はほとんど枝葉末節だ　との認識らしい　へー・・・僕は昔　お店をやっていたのだけども　流行る店とそうでない店とでは　店長　の出来が違う　もちろん　立地条件などいろんな要素があるのは確かだけども　自分自身振り返っても　自分の出来がダイレクトに反映しているな　と思えることは多かった　トップの責任というのは　確実にあるわけですね　それでもって　我が農園は今　ここ数ヶ月苦境に立たされているわけですが　それが　こうして顧客減少という数字にダイレクトに反映されるわけです　自分ではよくわかっているのですね　今は何をしても難しい　ひたすら　耐え忍ぶのみ　ということが・・・　また　風向きが変わって自分の状態も良くなれば　可能性があるわけです　１０年以上　こうして　アップダウンを繰り返しながらやってきました　そして　乗り越えるたびに　数字が上がるのもまた体験してきました　店舗以上に　農業はモチベーションがすべて・・・まだ　暗いトンネルは続きます

　還暦を過ぎた某有名ミュージシャン　長く一線でやっていて誰もが知るシンガーですが　彼曰く（よく海外行くたびに税関で職業は？と聞かれて　毎回　言う事が違っていて　俺の職業とは何だろう？とずっと思っていたそうな・・・シンガーならば俺よりうまいのはいくらでもいるし実は歌がそんなにうまくないのは自分でよく知っている　ミュージシャンならば　自分のバックバンドの１流の腕に比べるべくもない　作曲家といえば　バッハやベートーベンのことだろう　足元にも及ばない・・・などなど　ずっと答えが見つけられなかったけども　ようやく最近　職業は？と聞かれて答えることができるものを見つけた・・・と　インタビューで語っていたのを見た
　職業とはなんでしょうね・・・実は　先のミュージシャンではないけども　僕自身　農家　とは思っていないのですね　ずっと　農業の世界に入り　それで食べていけるようになっても　田舎に住む農家　という範疇に属していることに違和感を感じてきました　ま　客観的に見ればそうなのだと思うので　対外的にはそうなのですが　自分の自覚としてそう感じています　何かしら　一生懸命　勉強して資格を取り　念願かなってその仕事に着く　というのならば　そうした違和感はないのでしょうが　この今の平成の時代に農家になる　というのは　意味合いが違うような気がします・・・・こういってはなんですが　たぶん　１０年前の新規就農した有機農家ならば　今の僕の時点でそのほとんどが満足したのではないか　というところまでは来た様に思います　実際に　夫婦で田舎で新規就農して　なんとか食べていけるようになれば　その時点であがり・・・というパターンは多かったのですね　しかして・・・
しかして　自分がなんとかやっていけるようになってその地点から　自分と自分の周囲を見渡してみたところ
まったくもって　違和感と満足しない気持ちしかありませんでした・・・うーむ　と思ってここ数年経ちます
　むしろ　飲食店を展開して　飲食業　と名乗るほうが自分にあっているのでは　ぐらいに思えます・・・
ま　畑をやっていることと　職業とは一致していなくても別にいいか　と思う部分もありますが　職業は何ですか？と問われて　（種まき人です）　なんて　かっこ良く決めても　（裏にちょっと）と呼ばれて　大麻の検査されるのが落ちだよな・・・