有機農業

地元のスーパーに並ぶ外国産かぼちゃ お許しくだせー消費者様

2月24ニュージーランドかぼちゃ 陽が伸びてきて 今日は最後 畑を車のライトで照らしながら キャベツを植える 夕方6時まで仕事ができた これから どんどんこうして畑仕事の時間が増えてきて なんだかよくわからない日々が続く・・・家に帰る前に 地元に一軒だけあるスーパーに寄る その店頭で売っていた ニュージーランド産かぼちゃ それが今日の写真 いつも不思議に思うのだけども ここ成田の北総台地は 日本でも有数の農業が盛んな地域 そのスーパーに こうして外国産が並ぶ・・・本当にやる気があれば すべて 地元産であらゆる野菜を揃えられるはずだと思うけども そんなことは考えていないのでしょう・・・・昭和の昔 かつては 肉はお肉屋さん 魚は魚屋さん 野菜は八百屋さん・・・と専業のお店があったわけだけども それを潰したのは ご存知 流通の革命児 中内さん率いるダイエーですわな・・・
 商店街VSスーパーの仁義なき戦いが起こって 商店街はシャッター通りとなったわけです そしてその ダイエーも今はない・・・結果 今の消費者は本当に 欲しい物を手に入れることができるようになったのか? それは ある意味でイエス ある意味でノー どこの国で作られてどんな流通に乗って誰がとかは分からないような安価なものは 山ほどあるけども 本当に思いがこもっていて 手に取ったらずしっと作り手の何かが伝わってくるような 魂が揺さぶられるようなものは どこにも売ってないように思う・・・・し そうしたものは普通に流通には乗らない・・・だから そうしたものを求めるならば 自分の足で探さねばならない そして 本物はとても少ない・・・

 カフェをやるようになって ますます思うことは 本当に美味しい野菜を使った普通の料理がない ということです 老舗の名前のあるところに万単位のお金を払えば ちゃんとした素材に熟練の技術が堪能できるとは思うけども それを 千円単位ではもう味わえない それが できるとしたらば 生産者である 僕のような農家だけ・・・ちゃんとした有機野菜などを仕入れていては うちのような野菜お代わり自由なんてできはしない・・・そう思って カフェを始めたわけだけども オープンして8ヶ月 手ごたえは日に日に感じている みなさん 美味しいと言ってくれて 帰りには野菜を買っていってくれる そして 週に一回必ず とか通ってくれるようになる ありがたいことです・・・だから 店は これからもますます発展していくだろう と考えている 今後は料理教室や 野菜の試食会といった イベントもがんがん打っていくつもりだ そして 僕も 家庭菜園教室の講座もやろうと思う・・・そして先の話題 日本の流通を変えた スーパーの生鮮売り場に対抗できるような 八百屋さんもやりたい と考えるようになった もちろん これは 生産農家だからできること 自前の野菜だから売っても利益が出せる 生産ー流通ー小売りー店舗 すべて 生産農家が自前で展開できたならば スーパーはじめ すべての 中間業者を排除できる まあいち農家がこんな偉そうなこと抜かしても笑われるだけだけども すべての農家が束になって これのどこかを担って みんなの力で 目指すべきだと思う・・・そして 年に一回でもいい すべての流通を止めて 農産物をストップさせてストを起せば 多少は 行政や消費者も目を覚ます契機になるのかもしれませんな・・・(いやいや そんなことしたらばあなた 市中引き回しの上 張り付け獄門 で さらし首は間違いないわな 百姓ごときが今のお代官様である消費者様に弓引いたらば どうなるかわかったもんじゃございませんわなまじで・・・・お許しくだせー消費者様)

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