有機農業

賀茂茄子 有機農業の作付けの変化 農家の受け入れ

7月4賀茂なす
今日の写真 ようやく取れてきた 賀茂茄子・・・今年は茄子・ピーマンの調子が悪い まあ 原因などはわかってはいるのだけど・・・さて 有機農業を始めて20年近く経ったわけだけども・・・ここ数年は いわゆる 有機農業の限界 というところを知りたいと思ってやってきた 畑の広さ 野菜セットを一人でやる限界の数字 そして 栽培・・・野菜の栽培 というのは まさに 日進月歩 僕が研修していた時代に習った野菜の作り方で そのまま今でもやっているやり方はほとんどない 有機農業 というオーガニックのこの世界では いわゆる 統一した確立した何か というものは 実はほとんどない 各自の農家がそれぞれ取り組んでいって 情報交換など昔よりは盛んではあるけども お互い何をどうやっているのか それは 細かいところまでは知らないことも多い 
それゆえ この業界では アマチュアとプロが混同しているわけですな・・・見る人が見れば歴然だけども そうした違いは 消費者には伝わらないと思う・・・・人参や大根 といったものは 現在のいくつかの技術を組み合わせれば ほぼ 慣行と同じぐらいの量を作ることが可能になった そのようにして 有機農業の世界では 質を落とさずに どう 量を確保するのか ということが長年のテーマだったわけです そして 我が農園でも そうした意味でどんどん 畑を拡大 年々 作付け面積を増やしてきました イモ類 じゃがいも 里芋 さつまいも ヤーコン などは 正直言って ある程度人手がいれば 何ヘクタールでも 完全無農薬でできる目処はつきました 
 ただ やはり まだまだ 未開拓の分野はあって 例年取り組んでいるけども まだまだ結果は出ないものもあります それが 茄子・ピーマン うーむ・・・まあ 普通に作れば結果は出ることは知っているのですけども・・・・1000株程度をどう 一人でこなすのか 植え付けから始めて収穫までの効率をまだ上げられるところはないだろうか? と 毎年じっと見極めようとしているのですが これがまた なかなか・・・先は長い

 さて 本日 懇意にしている学校関係の方から (夏休みに子供たちの泊りでの実習のようなものを経験させたいのだけども 受け入れは可能ですか?) と問い合わせがあった うーむ・・・・正直無理ですわな 僕は一人暮らし 家は寝るだけです 部屋はいくつもありますが 面倒などはこの農繁期のやりながらは無理なのですね・・思うわけです たしかに そうした試みはいいことですよね 僕も余裕があれば 受け入れる事も考えないわけではありませんがね・・・この辺のところは 難しいところです 
 まあ 農業というのは 消費者から見れば きちんとした産業 とは思われていません その証拠に たまに問い合わせがあるのですけども 援農ボランティア で見たといって (子供に畑を体験させたいのですけど・・・)と来るわけですが みなさん どう思いますかね? 僕は 毎日働いて 人手が足りないので 援農を募集しているのです そこへ その職場へ お子さんを連れてやってくる(血反吐吐くまで親子に草むしり炎天下やらせますか?) 逆に考えて 都市の大きな会社なりに (息子が広告に興味があるのですけども 今度そちらの職場を見に行ってもいいでしょうか?) と 大手広告代理店なりに電話する人いますかね・・・少し 考えればわかることですが 農業は ひとつの職業であり 産業である という認識すら持たれていない ということでしょう・・・・ま 遊びにしては 休みないしね 足痛いしね なかなかのもんよ・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA