『旬の有機野菜セット』

冬瓜の出荷 端境期は体が苦しい (真面目さの追求はときに歪みを生じる)

9月16冬瓜出荷
今日の写真 冬瓜を出荷する 茄子がほぼ終わる 予定よりもずいぶんと早い・・・例年以上に この端境期(はざかいき)が厳しい ふーむ・・・畑に野菜がないときというのは 苦しい 精神的に苦しいのではなくて 本当に マラソンを走っているように ぜーぜーはーはーと苦しいのだ 野菜を収穫しているとき 何を出そうかと思い悩むとき 心ではなくて 体が苦しい この仕事ならではなのか・・・昨日 TV局のロケがあった 午後からほぼ 半日密着・・・・今年はこれで3回目 マスコミ関係の人というのは 僕とは流れている時間も いる空間も違う 近い距離で話しているのだけども 時々 その距離が 遠くなったり近づいたりする あちらは仕事 僕ももちろん仕事だけども 軍隊がごとく 上官は聞きたいことを聞くけども こちらは 何も聞くことはかなわない 実際にどこが使われて使われないのか全くわからないので こちらは ベストを尽くして 一生懸命振舞う あとは 祈るのみ・・・

 (真面目さの追求は ときに 歪みを生じる) 16世紀の吟遊詩人 キユミーノ・スタンコビッチの言葉・・・
社会的地位が高く 公の仕事をしていて たくさんの人の前に立ったり 制服や 組織の中の中枢にいたりする人は 模範的なものを求められていき 真面目な人ほど より その真面目さを追求していくことになる・・・そして どの段階からかははっきりしないのだけども 何かしらの 歪み が生じ始める 向うベクトルが 常にひとつの方向だけに向うと この3次元の世界では なぜだかバランスを取るがごとく しわがよるように 歪むのだ・・・ただ そのときには 気づくことなく(当然そんなことはあってはならないという理論で持って起きていることを否定するのですな) 見過ごしていき 歪み がどんどん広がる・・・・そんな人は 多く見かける TVやマスコミ いろんなところで そんな人は今 ごまんといるだろう 

 その 歪みを 作らないようにするには どうしたらいいのか答えは具体的に ふたつ・・・ユーモアと ネガティブだ 自分で自分をどれだけ笑えるのか その 自分に対する滑稽さ 己の浅はかさを呪うがごとく 笑い飛ばせるのかどうか・・・公にきちんとしなくてはいけない人ほど そうした内側のものが大事になってくるのだと思う そのバランスを取ることを許そうとする雰囲気が 今の社会にはないのも問題だ どちらにしろ せちがらくなり 真面目は人は よ真面目になろうとして さらに 歪みが 広がっていき いつしか それが クレパスのような亀裂になり 破綻していく 大きな会社で不正が行われたり いろんなものが露見するときは 意外とそんな感じで起きているのかもしれないな と思う・・・・

 そして 有機農家 というのもこれまた 真面目な人が多い・・・・同じクラスだったら 話さないだろうな と思えるようなきちんとした人が 真面目に有機農業に取り組んでいるわけです そして そうした真面目な人が 生き残れるわけでもないのが この業界のさだめ・・・・僕のように ずっと 最初から 破綻しっぱなしでめちゃくちゃだろうてやっていけているとしたらば その極意を伝授したいところだけども まあね・・・そんなこと教えてもね・・・(いいですか まずはね 野菜はね 徹底的にしばくんですよ しばきまわして時に優しく・・・ね? ねじゃねーって・・・) 16世紀の吟遊詩人 そんなのいねーって・・・

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