ネイティブ・アメリカン

トラクター2台動く 内側から美しく・・・ビジョン・クエスト

5月3トラクター2台
今日の写真 我が農園はトラクター3台体制 先発・中継ぎ・抑え というのが現代野球の常識とするならば
有機農業の常識は トラクターはアタッチメントも含め複数体制が望ましい 本日は 初めてトラクター2台を同時に使う 専属スタッフYさんがようやくトラクターを扱えるようになり 今日は2台で一気に広大な畑を耕す 圃場は全部で8ヘクタール ハウスなどがある拠点を真ん中に 全て数分以内で自走していけるところにだいたいまとまっている ここまで畑を整理するのに 10年かかった だいたいにおいて 新規就農の場合は 畑の良し悪しは選べない そんな贅沢を言えるような余裕など本来ないのである ゆえに ちょっと遠いな と思いながら 条件の悪い畑を借りるしか手がなかったりする 僕も最初はそうでした ただ 昨今は耕作放棄地がどんどん広がり 隣が今年も空いた となって どんどん展開することができた まだまだ これからも 畑は空いて来る あと10年も待たずに まだまだ出てくるだろう 畑に関してはもう 何の問題もない 正直 選びたい放題である・・・これが 日本の田舎の現状です・・・このゴールデンウイーク 畑や農道で行き交う農家さん いつものおふたりさんのみ
僕も含めて 専業農家は3名 この3名で地域の約半分 40ヘクタール程度をやっているのかもしれない 僕だけで 地域の1割をやっている この3名は みなプロです すれ違っても目線で挨拶するだけ お互い他人様にかまっている余裕などない 殺し屋のような殺気が漂っていて(僕が一番殺気立っているかも) 僕は好きだけどね・・・・

 来週 月曜日には久々に雑誌媒体の取材が入っている 某大手出版のカラーページ おされな雑誌です 某女優さんの企画で我が農園が光栄にも選ばれた・・・・僕はさっぱりわからないのだけども 女性雑誌 というものは その年代やおされのアバンギャルド感覚のようなもので敷居があるらしく 今回は比較的年齢層が高めらしい そうした 女性の多くは当然 意識も高く 僕から見るに コンセプトは (内側から美しく) という言葉に集約されるのかもしれない ふーむ・・・でだ 内側から人が美しくなるには何が必要なのでしょう?
健全な精神と 健全なものを取り入れること(食べ物や触れるエネルギーのこと) のふたつ 肉体的には 健全なものに触れていること すなわち エネルギーの良いもの 当然 仕事関係など 人との触れあいも質の良い人間関係 仕事関係であればいいですよね(難しいけど) そして 食べ物・・・・こういってはなんだけど ちゃんとした有機野菜を食べていれば そのうち 体調は良くなることはあるのだと思う でも ジャンキーな生活で たまに ジムで汗を流してもその効果はいかほどなんでしょうか・・・・ま 畑仕事やるのが一番健全なのは間違いないけどね・・・
 健全な精神 というと やたらとポジティブなイメージが大事だと思われているようだけども 僕はむしろ逆に思っている どれだけ 俗にまみれても ぶれないもの それが聖なるものだ 生態系には ボジティブもネガティブもない ただあるのみ ただ魂を見つめること 見つめ続けることなのではないか・・・・
 内側から美しく そう言った瞬間から 多少の滑稽さと哀しみを感じるのは 僕だけじゃないはずだ 内も外も本来ない すべてが 1直線で自分と外が繋がっているはずだ ビジョン・クエストで4日間山の中にいたときに感じた 己と自然との境界線がなくなる瞬間 あまねく山の中に自分の意識が果てしなく広がっていったあの感覚 今でも忘れられない ハートのチャクラが風船が膨れるように大きく広がっていった ああ・・・だから動物は死を恐れないんだとわかる 人は 孤独よのう・・・・

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