田舎暮らし

結球野菜専門・・・ヤマトはもう下がらない プロとしての自給を目指します

9月15化成肥料
今日の写真 農業専門店しんしん(あるんですよ一般の人知らないけど) にて 化成肥料を見つける ほー 慣行農業 というものは 僕のような有機農家にとっては いまだ 未知の世界がたくさんあって 農薬も勿論だけども こうした肥料もそう 作る野菜専門の肥料 というものがあるわけですな ほー そうですか 結球野菜専門 キャベツとか白菜とかですかな・・・まあ こういってはなんだけども 慣行農業(普通に農薬使うやり方ね) を傍目で傍観しながらこの20年 見てきて (ああ 大変だな) と思ったことは一度もない むしろ 楽そうだなあ とか 全然畑に出てこないなあ と 思うことのほうが大半だ そして 収入も僕よりも良かったり 当然 売り先はJA一択 売るにも困った事はないのかもしれない・・・まあ 手数料は何割も取られるのでしょうが 僕のように 20年やってきて 営業回って売り先を見つけることに比べれば どうってことはないのかもしれない・・・・最大にうらやましいと思うのは そのシェアだ なんせ シェア99・83パーセント 圧倒的である 消費者の最大の後押しを受けていることだ こちらは 0・17パーセント 吹けば飛ぶような数字である 有機農業はもちろん やり続けるけども 有機農業をうたっていては 商売にはならないのかもしれない まあ 美味い野菜作るにはこれしかないのだけどね・・・

 今日はもう朝から台風の影響でオフ 雨がばかばか降ってくる 明日の明け方にかけてが勝負のようだ よく台風のときはどうするんですか? とか 聞かれるけども 百姓ができることが何かあるわけでもない 何十年やってようが 家庭菜園であろうが 皆等しく 自然の恩恵を受けて 等しく被害も受ける これで生計を立てている以上 常に 腹を決めてなくてはならない ただ それだけだ・・・・そんな朝に 仲間の有機農家から連絡がある 例のヤマトの送料値上げの問題 ヤマトからもらった見積もりに悲鳴を上げているてことで 百姓農園さんはどう?という電話だ うちはなんとか 100円アップで抑えてもらった と話をする でも 今回は正直みんな厳しいと思う
 今後 この宅配の送料は下がることはないだろう 来年以降の消費税10パーセント(ひえー!!1割でっせ1割!)を考えるに むしろ どんどん高騰していくだろう ただ もう運ぶ人はいない 若い人はトラックになんぞ乗りたくないのですな 僕も昔やったのでわかります 常に 事故と隣り合わせのリスクを背負って 眠い目をこすって配送時間に追われる そう 常に常にそうなのだけども 現場はどこも苦しいのですな 農業に限らず 現場は苦しい 常にどこかで ぴんはねをして 人のふんどしで上前をはねている 輩(やから)という連中がいるわけですな この 構造が変わらない限り何も変わらないだろう 僕はもう 若い頃よりこうしたことが何十年も変わらないことにもう 心底 うんざりしている でも ここから逃れることはできない 自分なりのやり方で対抗していくしか方法はないのですな・・・・

 で思うわけです 自給的な暮らし 田舎でのパーマカルチャーな暮らし そんな世界は日本のどこにも存在しないわけだけども(目指す人もみんな所詮素人ばかり) でも もしそれができるとしたらば 僕のような 有機農家 が一番可能性を秘めている そして プロとしての自給自足的な暮らし というところは 今だ誰も目指したことの地平だと思う なので そこらへんを今後は目指していこうかと今は考えている もちろん 今後も畑はきっちりやる 10ヘクタールはやると思う カフェもがんがんやる 最終的には3店舗は持ちたい それをやりながら この成田の田舎に エネルギーから服から暮らしにまつわるものを自給できる 自分たちで作る暮らしを目指したい と思う ようやく 今 その基盤ができつつあるな と実感している ここに来るまで20年かかりました でも まだまだこれから・・・今後 20年かけて そのひとつの楽園を作ることができないだろうか? と思っている ということで 気づけば 今ようやくスタートラインに立っている自分に気づくわけですな いやはやもう50だけどね 足動かんけど・・・まあ やっていきますよ

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