新規就農

畑に廃タイヤ じゃが続く 新規就農と 運と祈り~3次元はすべて逆説的である

2月7畑にタイヤ
今日の写真 じゃがいもを植える予定の畑に 廃タイヤが捨てられている うーむ・・・・都市の人の感覚からすれば のどかな 田園風景である 田んぼや畑というのは 職場には見えないだろう でも 僕にとっては 会社にお勤めの方が電車に乗って出勤するように 軽トラに乗って畑という職場に行くのです そうした細かい事実ひとつを取っても 自分のあずかり知らないところで どこかの誰かが 密かに 使命を持ってお仕事に取り組んでいるのだろうな と思います 世の中は そうした人で支えられているんだ ということが 50を過ぎて よくわかるようになりました・・・・

 今日もひたすらじゃがいもを作づける 40メートルぐらいのベッド5本を終える 昨日今日で12本 わせしろ 男爵が終わった 1週間で15本程度やって 5週で約80本ぐらいか・・・とにかく ふとももがつりそうで怖い 昨日も夜中に足がつりそうでうまく眠れなかった 筋肉弛緩の薬が手放せない 10年前はそれこそ 一日10本やっても次の日も10本できた 今はもう 初日でがつんとやって 2日目はがくんと落ちて 3日目はへろへろ・・・これの繰り返しだ まだまだ これから 2月中にはだいたい終えてないと 3月以降の本格的な農繁期に差し支える すでに 忙しさに拍車がかかり始める ふー 疲れますな・・・

 そのじゃがいもをやっていて ひたすら 種芋を切っていると なにやら お隣の畑で草刈をしていた人が近づいてくる (あのー 今度隣の畑を借りてやることになりました〇〇と申します・・・)とご挨拶 随分と若い 聞くと 新規就農者 20代後半 今は生産法人で研修して 来年から本格的に独立らしい へー・・・(百姓農園さんですよね?動画見ました!) と言われる・・・うーむ・・・(だから同業者は見なくてもいいんだ お宅が野菜買ってくれるのか?)と 思いましたが まあ 新規の人には多少なりとも参考になればと思ってアップしているのもあるのでいいかなと・・・こうして 今の時代は 本当に新規就農が多い そして 大半が食えない そうね もし今の時代に僕が新規で始めたら どうやりますかね・・・正直 厳しいと思う 昔の僕が 今の時代でやっていけただろうか と問われて いやあ無理だったんじゃないかな と思う・・・オーガニックのパーセンテージは全く上がらないのに こうして 下からどんどん新しい人が入って来る 需要は伸びてないのに 生産者は増えていく 結果 有機野菜はたぶついて 価格破壊 3・11もあって 付加価値などほとんどないのが現状だ 我が農園も 今年から 普通に単品出荷で スーパーに僕の野菜が並んでいる ま そういうことです お隣の方はどうやって食べていくんでしょうか? でも 僕も人の心配している時間はないのよね・・・

 1 何もしない人 2 何かをしたくてあがくけど結果を手に出来ない人 3 淡々と行動して結果を手にする人

20歳を超えたあたりから 基本 僕は2の人間だったと思う 周囲には 1の人はあまりいなかったと思うしいても交流などはしなかったと思う 50まで生きていると たまーに ほんのたまーにだけど 3 の人を見かけます 数万人に一人 ぐらいの割合かもしれないと思います 能力も才能もそして 運 も持ち合わせている まじで クール な人です 当然 成功して階段を登っていきます 周囲は背中を見るだけで いつか背中すら見えなくなります 問題は 2 です このように あがいている人はたくさんいると思います でも その差は どこにあるんでしょうかね・・・僕は 今の自分が結果を手にしているとは思ってないけど 手に出来てないとも思っていません 研修時代から いろんな周囲の人や 有機農業で成功している人 多くの散っていった仲間や先輩・後輩たち を 見てきて思うのは 才能 はあまり関係ない ということです 運 と 祈り 僕はこのふたつだと思っています もちろん宗教的な意味合いではありません
その人の深いところで なぜこれをするのか という目的なりが 明確は人は 自然と 行動が祈りになっていくように思います そして 運・・・こればかりは もう 仕方がありません だけど この運を引き寄せる方法があるとするならば 僕の感覚で言って一番近い言葉は (あきらめること) だと思います 一番下から 底の底からすべてを投げ捨てて 自らをその行為に没入させていくこと これが あきらめ だと思います ま こう書くと
言葉は矛盾に満ちてますな・・・3次元はすべて逆説的である(中世ヨーロッパ・形而上学者 キユミーノ・フトモモツリビッチ の言葉・・・ばればれ

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