昔の話~農業に至った経緯

軽トラはまる 小さいことをこつこつと 石ころから百姓へ・・・

3月22軽トラはまる
今日の写真 昨日まで雨で 畑はぬかるんでいることは重々承知ではあるが つい 一人での作業の場合 楽をして畑に軽トラを乗り入れて こうして はまる・・・うう てことで 仕方なく トラクター持ってきて ロープで引っ張り上げる・・・ううむ(何をやっているんだ!) 余計な仕事を増やしてしまった・・・

 体調はこのところ良くない 歯も痛むし 足は相変らず・・・こんなときは 誰でもそうだけども 満員電車に揺られて会社に行きたくないように 僕も畑に行く気がしない しかして 誰か代わりに畑をやってくれる人がいるわけでもなく 農繁期でもあるしで どうにもこうにも・・・誰かけつをしばいてくれる上司がいるわけでもないので 自分でしばきながら 畑に行く こうした暮らしをしていると 自分をコントロールする ということが 一番大事なのだということがわかる 仕事をやりすぎてもだめだし やらないのはもっとだめ そして 毎日こつこつとやることが最も大事なことであって イチローが言うように (一番遠くまで行こうと思えば 毎日 一番小さい細かなことを積み上げることが唯一の道だ) という言葉を噛み締める 農業はまさにそうでね・・・でも 軽トラ畑にはめて歩いてトラクターを取りに行くときは さすがに 深いため息がでますわな・・・・

 春めいて来ると 知らず知らずに 気持ちが高揚しているのがわかる 畑にいるだけで どこかからか 桜の花びらや とうたち菜の黄色く咲き乱れたものが 地面から足を浮きだ足せているのがわかる・・・成田に来て10年を過ぎ 農業の世界に飛びこんで20年を過ぎ そして 大学に入って 30年を過ぎた すべて一本の道で繋がっているわけだけども その時々を思い返すと 流れた時間や 屈折した思い等はけっして 一直線ではなく ぐねぐねだったり 行き止まりだったり まっさかさまに落ちたり 上昇したり・・・・まったくもって 一筋縄ではいかないわな 宇宙は 多次元なのだ ということは 物理次元では把握できずとも 心で捉えることができれば わりとわかりやすいのかも と思う理由がここにある・・・・

 (初めてあの子に出会った朝は 僕は20歳でキャンパスも春 前髪から覗く黒い瞳に 見透かされたようで照れ笑い 遠くへ 遠くへと願った日々 真っ直ぐに見ておくれ 僕は泣いてる 君のために・・・・あの夜 二人で祈り続けた 石ころじゃない生き方をひたすらに・・・・星がひとつ 空から降りてきて あなたの道を照らしてくれるわきっと・・・) 20代はひたすらに苦しく 今でも思い出すたびに 冷や汗が出る いろんな場面があったけど 結局のところ 自分は自分でしかなく どこを旅しようが 結局は自分に帰ってくる 石ころから 百姓になったけど 何が変わって 何を失って 何を手にしたのか・・・正直 よくわからないのですな

 3月も終盤 季節が後ろから追いかけてくる 抜かれたらまずいぜ・・・クラッチ踏んで7速へギアを入れんば(今はクラッチもないかでもぬかった畑出るには半クラ使うだろ?)

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