新規就農

連続出荷の始まったターサイ 成功する農家の条件とは・・〇〇にらみ

今日の写真 出荷の始まった ターサイ 我が農園の冬の葉物 王者 といえばこのターサイ 煮ても焼いても美味い 寒くなればなるほど 味が濃くなっていく 美味しい野菜名のだけども 認知度は低い だからこそ 我が農園はこうした野菜を作っていきたい 先日の農家の忘年会でも話題となっていたけども (野菜が売れない) そう 本当に今の時代は 野菜が売れない 一般家庭では 野菜を買う人はどんどん減っている 野菜よりも 惣菜 そして 共働きなので お弁当を買って家に帰る この流れはもしかしたらもう 戻ってこないのかもしれない 野菜はオワコン そして その中でも 有機野菜は終わったアイテムのひとつなのかもしれない 20年やってきて 今が一番その意味でも苦しいと感じる
そして もうひとつは 宅配 という世界だ 某アマゾンやネットショッピングで隆盛を極めているわけだけども
これ まずもって 配達する某ヤマトの送料が今後益々厳しいことになるだろう 宅配をやっている農家が集まると (いくらで配送している?)という話の流れになるわけで 見積もりの段階で 1000円以上を提示されるのがほとんど 2000円代の野菜を送るのに 1000円かけて送って 誰が買うの? 幸い 我が農園は 長年の付き合いがあるので かなり 抑えられているのだけども それでも 今後は送料が下がることはありえない 送料が 1000円以上になったら たぶん 買う人はいなくなるかもしれない そのときは 廃業なのかな? とまあ 有機農業を取り巻く環境は 日に日に厳しく これはもう どないにもなりません 我が農園も 数字はずっと右肩下がり 畑なんぞやっている場合じゃないのかもしれず なんでしょう? さつまいもの商品開発でもしたほうがいいのかもしれませんな・・・冬は焼き芋でも焼いて軽トラで売り歩きますかね?

さて そんな中でも 先の忘年会でも話題になっていた 若い有機農家カップルが 豪邸を購入したという話
出荷をしていたハウスのすぐ下の豪邸を直接 買えることになった 直接 というところがポイントで そう 間に不動産屋が入っていないのですな 地元のつながりの口約束でもって 家主と直接交渉をして 買い上げるということになったそうな 空いていくこうした 農家物件はこれからもどんどん出てくるわけだけども 不動産に乗ってくるものは ほんの一部 そうした情報なりも 地元できちんと暮らしていなければ触れることもない 運と実力が左右する世界なのですな そして その中で僕が思うことのひとつは 嫁 である
成功する農家の特徴として 嫁 の力が凄い ということを僕は感じてきた そう だいたいにおいて 成功する農家さんには 凄い嫁がいるのですな 挨拶したりすると 旦那さんはだいたいにおいて いい人で爽やかな笑顔 一生懸命 畑仕事に精を出している風が伝わってくるのだけども 2~3歩後ろにいて旦那さんの影に隠れる風なその奥さんが実は怖い もちろん 笑顔なのだけども まずもって 目が笑っていない 若かろうが年配だろうが関係なく じっと旦那の後ろから こちらをじっと見ているのですな 僕は毎回 これを (嫁のやぶにらみ) と呼んでおります 表の世界は旦那に任せ 実は 裏では嫁が仕切る これが 農家の基本的な経営方針となっているわけで 江戸時代から続く不文律でもあります
なので 僕は毎回 旦那さんとは遠慮なくいろんな話をしますが 奥さんが出てきた途端に 口が重くなり もごもご言いながら ではこれでと言って 出されたお茶を一気に喉に流し込み早々に立ち去ることにしております (成功する農家にはやぶにらみの嫁がいる) これはもう 太陽が東から昇る という意味と同じとして間違いないことだと断じていいと思います・・・・ああ!恐ろしや!くわばらくわばら・・・

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