新規就農

春のレタス育苗 大手宅配の12月のミスと有機農家との関係 後ろを振り返ってはならない

今日の写真 レタスの育苗も佳境を迎えました これからどんどこ畑に植えていきます てことで 春の作付けも本番を迎えました これから本格的に一番寒い冬がやってきますが 冬が来る=春の植え付けが始まる これは同義でございます 我が農園はこうして 常に 季節の前を歩きます 寒いときに暑い畑のイメージをする 暑いときに寒い畑のイメージを持つ これは慣れていないとできないことです こうして ずっと20年やって来ました これからもこうしてやっていきます・・・

12月に入り 毎年そうなのですが 宅急便のヤマトの配送の遅れ または 配送ミスが出る この繁忙期にあわせて大量募集するバイトが現場に入ることにより ミスが出たり 荷物の量が増えることで やはり現場は疲労することも原因でしょう もちろん 僕の仕事は (お客様にお野菜を届ける) ということです なので 成田の営業所までお野菜のダンボールを持ち込んだら終り ではないのですね・・・野菜が遅れれば それは 僕のミスとなります なので 僕はできるだけ対処いたします しかして あの大企業ですので たくさん並んでいる事でしょう(見たことはありませんが) 居並ぶクレーム処理の女性オペレーターにどれだけ 怒鳴ったところで 何ら問題は解決しません そして 遅れや配送ミスの原因は 詳細などわからないまま ひたすら お客様にお詫びする ということの繰り返しになります 誰も責任を取ってはくれません・・・本音を言えば 自分で運びたいぐらいです 僕が必死になって作ったお野菜を他人の手に渡したくなどありません しかして 現実はそうはいかないのですね・・・・一番最初のお試しセットのお客様の野菜が遅れたりすれば 目も当てられません そんなことがあれば 二度と注文はありません これが 今の日本の消費者の姿です そして それに合わせなければやっていけない それが 宅配セットをやっている 有機農家の現状でもあります 僕が生き残れるのかどうかは 消費者のスマホの人差し指のタップひとつにかかっているのでしょう 吹けば飛ぶ よりも果たして軽いのかどうか・・・今日の風は冷たかったよな

明日から作業小屋作りにかかるために 単管パイプなど資材を購入する 4メートル×5メートルの小屋 屋根は一回り大きい 5メートル×6メートル です 骨組みはよく住宅のリフォーム現場などで見られる 足場パイプと呼ばれる 単管パイプというのを使って組んでいきます 地面の下に 2メートルのパイプの1メートルを埋めこんで柱を作っていきます もちろん すべて手作業 骨組みに一日 屋根張りに 2日程度 合計 3日が目安です 出荷作業に 日々の畑作業の合間をぬって この作業小屋を 2つ作ります 金は軽く20~30万は飛んでいきます 先週 軽トラの車検が上がりました これに 約20万弱 冬場はこうして設備投資を行う時期になりますと 毎週ごとに通常の経費に加えて軽く10万単位で金が飛んでいきます・・・・
なんのために とか 何が虚しい というような感覚が この20年の間に心の隅々まで行き渡ったようで 最近は なんでしょう? 淡々とごく当然のごとく そうした 空白のように感じる感覚が 染み付いてしまったような気がします  (勝利も敗北もなく ただ 暗く横たわる暗闇のようなものをじっと見つめる) かっこ良く言えばそんな感じでしょうか・・・何であろうとも 突っ込まなくてはいけないときには突っ込むのです そして これからも 後ろを見たらだめなんですな・・・そう 村上春樹の小説にもありましたよね・・・(決して後ろを振り返ってはならない まっすぐに前を向いて帰るんだ) 海辺のカフカ でしたっけ? ま そういうことです・・・

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