新規就農

昔の古民家と引越し 人生とはリセットである

今日の写真 これは今のガレージ出荷の前の古民家を借りていたときのもの ちょうど6年前の雪が降ったときの写真だ 今日はひたすらに出荷場を ガレージからハウスへと引越し作業 軽トラに荷物をしこたま積んで何往復もする 出荷場を引っ越す事これで2度目 成田に来て13年が経ち また 新たな場所からお野菜を出荷することとなった 新規就農というのはこうしたもの まずは 畑を確保すること そして 野菜を作って販売すること それが第一であって それ以外のことは2の次 3の次・・・農産物を安定して作り続け きちんと販売さえできれば あとは どうにでもなる 立派な家があったところで 野菜ができなければ結局は離農するはめになる・・・ と そういう思いで ずっとやってきて 流れ流れてここまで来た 良かったのかどうかはわからない でも 新規就農者に選択肢などない 目の前に来たら すべてチャンスだと思って掴まない限り2度目なんてないのですな

(人生とはリセットである) 農業をやりながら 僕はこうして転々としている 農業をやる前はもっとひどかった 3ヶ月で引っ越すということもあったし 何人かで豪邸で暮らしたこともあれば 4畳半一間の幽霊部屋で暮らした事もある 20歳になり 田舎を出て以来 僕は こうした旅人のような暮らしをずっとしてきたことになる 住まいが変われば 仕事も変わる パートナーも変わるし 付き合う人間関係もこれまた変わる 僕はこうして 何度も何度もリセットしてきた リセットすることのメリットというのはよくわからない 小学校のときのような 学年が一つ上がって教室が変わり 新しいクラスメートになり クラス替えが行われるときのあのどきどきした感じ・・・・そんなものは大人になってリセットするときには全然ない あるのは 痛み だ そして 哀愁漂う無力感のような哀しみ・・・引越しを終えて 前のそのがらんとした何もない部屋に一人立って 最後の鍵を握り締めてボーっとしているときに いつも感じるその痛みと哀しみ どうしても一箇所にはいられない どうしても同じ事をしていると違う事がやりたくなる 同じ人間関係ではいられない だから 農業という土地に縛られる仕事を選択したわけではないのだけども だけどもだ 結局自分が自分である限りは こうした傾向は変えられない 出荷場が来週から変わって 1年前とは自分の周囲はすべて変わった まさか 妻帯者になるとは思わなかったけども これで多少は 落ち着くんだろうか? まあ 出荷場はこれでもう最後にしたいな・・・・しかして引越しは疲れますな・・・泣

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