有機農業

いわゆる 農法の違い・・・

da502abb.さて 今日の写真 はい 富士山です 毎週日曜日にお勤めの仕事で山梨へ行きます 山中湖がすぐ目の前にあり 後ろにはこの富士山があります 仕事ですが 一人でトラック運転していますので 日曜日ということもあり まさに観光気分です(いいのか運転中に写真撮って!) 結局このお勤めも3月一杯で終了とさせていただくことになりました 短い間でしたが いろいろ勉強になった そしてこうした仕事をやめるときというのは もう何回も経験しているのだけど その都度思うことは 自分の代わりはいくらでもいるということ
 場合によっては 残念がってくださる人もいるが 僕でなくてはいけない仕事というわけではない なので 正直気は楽 こちらはお世話になりました としっかり頭を下げれば 次の瞬間には すぐにこれからのことを考えられる 
 自分の農園は 自分がいなかったら成立しない 唯一無比の存在である たとえ金がなかろうが 世間から埋もれていようが 自分の砦 僕はそれで充分だと思っている

農業の世界にはいろんな 農法と呼ばれるものがある 大まかに分けて 慣行農法ー有機農法ー自然農法 そして 微生物を使ったもので有名なのは EM農法 ステビアとか 炭を畑に埋め込むとか それはそれは摩訶不思議なものから 除草剤たっぷりのものまで ありとあらゆるものがあり 農業者とて 全部を熟知している人はほとんどいない

僕がやっているのは 有機農法であるが 一口に有機といっても 人それぞれ僕の仲間内でもやりかたは違う こうしたものは 今の段階では 言葉だけが一人歩きしていて たぶん一般の人には何がなんだかわからないと思う たとえば 有機農法は 畑だけの作付けだけ見れば 実は農薬を使う慣行農法とほぼ変わらない もちろん理念は全く違うが 畑だけ見れば 一般の人が見ても違いはわからないと思う(僕らが見ればすぐわかるが) 
 有機農家でも いろんな人がいて きっちり草をとる熟練した人の畑だと 本当にきれいで 除草剤を使っているように見えることがある で そこへいくと 自然農法というのは
全く違うものである 見れば一目瞭然 機械を入れずに不耕起でやるというのは それぐらい異質である 全国的にみても 本当に少ないのが 自然農法といわれるもの 不耕起でやれば たしかに土は柔らかくなるが 売り物の野菜はまず難しい 効率の悪さからいっても専業でやるには お勧めはできない 
 
 こうした実際の違いというのが わかっているのは農業者だけで いろんなところで売られているきれいにパッケージされた野菜袋には (自然がいっぱい) とか (ナチュラル) とか 一見何かよさげなキャッチコピーがつけられているけど 生産者ー消費者 この間には 目には見えない無数の壁が存在するのかな と思う 僕はできるだけ そうした壁みたいなものをなくしていきたいと思う できるだけ ありのままに 包み隠さず うまく行く時も行かなかった時も・・その方が最終的に 僕ら生産者も 消費者もお互いが楽な関係でいられると思うからである 
 

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