新規就農

別れ

dba98efb.さて 神奈川にいて最後に書くぶろぐ 明日はもう成田にいるはずだ 今日の昼には ここから1時間ほどの藤野に行く パーマカルチャー仲間のご夫婦が田舎暮らし実践で藤野に移住して パーマカルチャー本部の畑を少し借りて畑をやるそうなので 余ったじゃがいもの種をもって 畑のやり方などもあわせて教えに行く 赤ちゃんを抱えながら 切ったじゃがいもの種を植えていく もちろんパーマカルチャーの作付けの畑なので 不耕起栽培にて 自然農法 農薬も除草剤も化成肥料も使わずにおやりになるようだ で そうしたやり方では キャベツやはくさいは難しいことや 当然直播きではなくて 苗を買ってきて植えることを進める よくあることだけど 一般の方は 野菜は簡単にできると思っている しかも当然自分が食べるのだから 無農薬でなどと・・・

 いわゆる スーパーで売られているような 光り輝く見本市のような野菜は 農協が産地として牛耳る 泣く子も黙るプロ農家の集団であり キャベツ作って30年 なんてのはざら
農家としての地と涙と誇りがあのスーパーの棚には並んでいるのである 一度でも家庭菜園をおやりになった人ならわかるが なぜ あんなにきれいに(もちろん農薬は使うだろうが)できるなんて 凄い!と思わない人はいないと思う 僕だって いつもそう思う
 いつも言うことだけど あと数年もすれば 聞いたこともない国の 聞いたことのない場所で作られた野菜が どっと日本に入ってきて スーパーに並び始めるだろう もう 農薬がどうとか 産地が・・とか言ってられない状況がすぐそこに迫っている それもすべて もう日本には農家をやっていこうとする人が いなくなるからに他ならない 国の推し進める大規模化もそれに拍車をかけるだろう じゃあ 自分で作るからいいわ! と言う消費者の方々 是非やってください でも先に書いたように 野菜素人にはできませんよ そんなに簡単に野菜作られたら 僕らが商売できなくなるので はい これが結論! 値切らず野菜買ってください(もちろん魂込めてますから損はないはずよ)

夕方 昨年9月末に閉鎖した農園の畑にお別れの挨拶に行く それが今日の写真 あれだけ精魂込めた畑も 半年ほっておけばこうなってしまう この場所には数年もすれば バイパスが通るだろう 出荷小屋があった場所にしばらく立ち尽くす この畑で いろんな出会いがあり 別れがあり 楽しいこともたくさんあり つらかったことも・・・ 今はもう そのすべてが 収束に・・・この場所にやってきたときは たった一人で 文字通り何もないところから始めた なんとか野菜ができるようになり そうすると 野菜を食べて欲しくなり 野菜を売り始め お客さんを探したり こうして日記を書いたりして こつこつやってきた その中で 百姓として ようやくやっていけるかもしれない という自信を 何よりもお客さんからいただいた 今 ようやく最初のファーストフィナーレ 第一幕が終わり 明日から 第2幕が開けるのだと思っている また例によって 一人で始めることになる
 
 でも この2幕は おもしれーことになるんじゃないかと 実は演じる僕が一番思っている なんてったって パーマカルチャーやら バイオダイナミック農法やら 古民家の再生やら 直営のお店やら 野菜の朝市やら やりたいことには事欠かない 必要ならばなんだってやってやる!かかってこいやー(高田風)てな 気分に満ちている

さあ 明日から長い長い 第2幕が始まる どんなストーリー展開になるやら・・・ 是非 お客様はじめ 舞台 照明など 裏方はじめ 一人でも 楽しくご参加くださいますよう隅から隅まで ずずずずいーっと よろしくお願い申し上げます (拍手!)

(あ 成田ではいつパソコン繋がるかわからないので しばらくお休みになると思います) 

 

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