自然や生態系

『アジア的なるもの』 キャベツ苗と青空

4c6edf04.今日の写真 キャベツ苗と青空 水商売をしていた時 バーボングラスの向こうには夜が見える という 気障な台詞があったけど 今は キャベツ苗の向こうに青空が見える 

『アジア的なるもの』 農業をやろうと思った時 日本でやろうと思ったのだけど パーマカルチャーの本場である オーストラリアやニュージーランド バイオダイナミックの先進国である ドイツといった国でやろうとは最初から思わなかった 条件的には これからの日本で農業をやるというのは まあ 大変だろうな と思ったけど(ほんと!まじで大変なんだぜ!) 日本でやることに意義があると思っていた で 農業研修を終えて 海外協力隊に行こうか 行って 海外の貧しい国へ行き 有機農業を実践しようか とも考えたけど 結局 まず 日本だろ と思った 

それは 僕自身 アジア的なるもの が好きだからだ 外国にいった時に強く感じたこと  ああ自分はアジア人なのだ ということ 欧米人と接した時に 彼らの持つ 合理性やさばさばしたあの感じは たぶん キリスト教が背景にあって (契約)という概念が染み付いている感じがした そこへ行くと 自分には やはり仏教的なるものが背景にあって(別に仏教徒ではないけど) アジアの人間特有のあいまいさ みたいなものが 根っこにはあると感じた ダライラマの住む 亡命政府の町に行った時(チベット密教の総本山) あらゆる 密教の教えの根本は カオス(混沌)の中にあると 教えられた ネイティブ・アメリカン言うところの 大いなる神秘(グレートミステリー) 母なる大地から すべての生命は生まれ出ずる 

僕たち アジア人は そうした合理・不合理 作用・反作用 といった 矛盾に満ちたこの世界を あいまいに包み込む豊な感性を持っている クリスマスを祝い 四十九日の法要を何の疑問も持たずにこなす僕らは 欧米人の作り上げた 市場社会(マーケット)や 金融資本や 株式といったものを 根本的には信用していない だからこそ いつまでたっても たんす預金に精を出し(投資行動をせずに) 会社は株主のものなんかではなくて そこで汗水垂らして働く人たちのものだと思っている 本音では・・

命 生命の基本であるなんらかの力 の上に僕らの社会があること それを深いところで知っているのが アジア人の知恵だ 地震 台風 なんでもござれ 自然と共に生きることこそ 人の生きる道だ 

2 thoughts on “『アジア的なるもの』 キャベツ苗と青空

  1. まさにおっしゃるとおりです。
    お金がお金を生み出す制度には、かなりの違和感を感じている日本人。
    インターネットをいくら駆使しても、そこからお魚が出てくるわけでも、お野菜が育つわけでもありません♪

    先週届いたお野菜、特に山東菜の美味しさには一同脱帽でした。ありがとうございます♪
    半袖で過ごすには少しひんやりしてまいりました、お体ご自愛くださいませ♪

    でわでわ♪

  2. いつもお世話になっております いやあ 野菜なんかよりも ITさえあれば人は生きていけると本気で思っている人はけっこう多いですよね
     山東菜 お褒めいただきありがとうございます また よろしくお願いいたします

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