有機農業

葉っぱつき人参~葉っぱ切ってどうする?ハイヒールからさつま穴へ これからはお代官様 

5月12はつき人参
今日の写真 葉つき人参 春の野菜が旬を迎えて 野菜セットがどんどん充実してきます 野菜が予定通り出来上がり きちんとお客様にお届けできること それが 有機農家としての使命であり 心の安定でもあります
来週から 6月にかけては ズッキーニやきゅうり そして そうめんかぼちゃなど 実の野菜が出てきます 収穫も楽しく まさに 旬の畑をお届けできる喜びを感じるのですね・・・だけども この葉っぱつき人参 まさに この今だけのものなのだけども 周囲の慣行農家は仕方ないとして(葉っぱ付いた人参築地で扱うわけありませんわな)
団体出荷している有機農家グループも 基本 葉っぱは落とすのですね・・・僕は残念でなりません 農薬使わないからこそ あの葉っぱの味が出るのです だとしたら それこそ 葉っぱを売れよ それこそが有機農家としての 矜持 だろう と思うのです 需要がなければ 説明して売れよ 葉っぱ落とす行為は 自らの首を絞めることだ・・・僕は そう思って 今はがんがん葉っぱつけて売ります・・・

 今日は朝から冷たい雨 なので 午前中いっぱいひたすら眠る・・・と言いたいところだけどもね 眠れないんだこれが・・・どうしても 起きてしまう 体は疲れているけども 意識は眠ってはいない 太陽と共に生きる というとかっこいいかもだけどね 現実はなかなかよ・・・事務作業をして これから来週出荷のダンボールを作って ホームセンターに買出し というスケジュール 僕に休暇や遊び 飲み会 やプライベートは存在しない 24時間畑とカフェ そしてこうしてパソコンの前にいるわけです・・・これが 成功した(?)有機農家の姿の実態でございます(どこが成功なんだ?あ?)

 事務作業をしながら ヤフーニュース 福岡のあまおう(いちご)農家さんの後継者不足をやっていた ふーむ 野菜で一番売れるのは いちご です ブランドがあれば 充分食べていけます でも 後継者はいないのですなあ・・・所得や社会的地位とか もう 関係ないのかもですね 単に汗水垂らして働くこと自体に 若い人は意味を見出していないのかも・・・我が祖国の 美徳 と呼ばれるものの中には 世のため人のために汗水垂らして働く事 さすれば貧乏でも人は幸せになれる というものが暗黙であったように思いますが それはもう 演歌歌手が紅白からはじき出されるように終わったのでしょうか・・・(見たことないけどAKBよりあの鐘を鳴らすのはあなた聞きたいけどね) その一方 いちごの観光農園は盛況だそうだ イチゴの高設栽培(まあ普通に農薬だけどね) かがまなくてもイチゴの収穫ができるのですね ポイントは 足場がコンクリートであること
つまり 女性がハイヒールで歩いても足元汚れない というのが良いのだそうだ ふーむ・・・・
 畑にコンクリート敷くのに うん十万・・・上の設備に数百万~千万 イチゴ栽培の勉強に早くて 2~3年以上(無農薬でできるかは知らんけど) イチゴ観光農園 百姓イチゴ農園観光版を 自分の持てるすべてをつぎこんでかけて作って(当然借金だろうけど) 数年後 最初のお客様が ハイヒールならして イチゴを食べて一言
(あまり甘くないわね・・・) と 隣で言ったとして 間髪入れず 首根っこ掴んで さつまいも貯蔵の3メートルの穴に放り投げても これ正当防衛 ですよね?(だめだろ 人貯蔵してどうする? さつま入れろ)

 都市の人が求める農業の形 イメージ それをたとえ 幻想だとしても 作り上げることができればおそらく お客さんは来るでしょう(カフェ作ったけどねもっと来てよ) 昨今の 国道沿いにある 道の駅が典型ですわな 現場の畑から離れれば離れるほど イメージは向上して 消費者は来やすい・・・もちろん 農家は 誰に売って生活できるのか? それは 消費者の方々です だから 消費者に寄り添わなければいけない それはよくわかります だから 僕は24時間以内に必ず 畑仕事の合間を縫って パソコンの前に座ります だけどもさ・・・どこまでなのか? ということですよ問題は・・・もしかして ビルの中で 土使わずにイチゴや野菜作って それで農業というオブラートにくるんで 最先端なイメージでアピールしたとして 消費者はそれでいいんですかね?
 僕はもう うんざりなのですよ・・・正直 これ以上俺は 畑以外に何をどうしたらいいんかね? 動画もアップしております ブログも書いております で? もっと・・・でしょうか? あとは 何をどうしたら野菜買っていただけるんでしょうか? 何が足らないんでしょうか? (まともな性格 社会規範に準じる精神 そして 最低限人として見られるビジュアル・・・でしょうか?ああこれむずい)

 消費者ー農業者 それはどこらへんに接点があって どこらへんまでが お互い寄り添い 落としどころなのか? 現状では あまりに一方的過ぎる それが僕の感想です・・・お客様は神様 なんてもんじゃないですよ お代官様ああああ~お助けを~打ち首だけはあああ~これからは 消費者のことを お代官様 と呼ぼうかなな・・・冷たい雨が今日は夜まで降りそうだ・・・畑は潤って良かった そう 野菜のことを思えば俺などどうでもいいのさ・・・

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